NBAのアキレス腱断裂を調べた医学研究がr/nbaで話題になり、「負荷の急増」が原因なのかを巡って、まじめな考察から冗談まで反応が広がった。
スレ主が紹介した研究によると、アキレス腱を断裂した選手は、断裂までの10試合・15試合の期間で、シーズン平均より長い時間コートに立っていた。出場時間の増加と断裂の間に、ある程度の相関があったという。
一方、年齢、ポジション、チーム内での役割、幼少期から一つの競技に絞っていたか、日程の過密度といった要素は、断裂との有意な関連が見つからなかったと同研究は述べている。
反応で目立ったのは、研究の作りへの疑問だ。出場時間が急増しても故障しなかった選手が何人いたのかが分からなければ、相関の重みは測れないという指摘があった。対照群がなくサンプルも小さく、増えた出場時間も1試合あたり2分程度にすぎない、と手厳しく批判するファンもいた。
理学療法士から聞いた話として、故障は特定の場面よりも、負荷が身体の許容量を上回ることで起きるものだ、と紹介するコメントもあった。研究の結果はその考え方とよく合う、という受け止めだ。
巷の声
- 「同じ研究の5日前のスレにも書いたが、出場時間が急に増えても大きな故障をしなかった選手は何人いるのか。19人中19人なのか、100人中19人なのか。研究の枠組みは面白いと思う。」
- 「理学療法士と話したが、故障は特定の出来事よりも、負荷が身体の許容量を追い越すことで起きるらしい。許容量を少しずつ上げていくのが管理の鍵で、この研究はそれをかなり直接的に示している。」
- 「これはいい研究とは言えない。対照群がなく、サンプルは極小、データは重複していて、増えた出場時間も1試合2分程度。大学の上級生の課題レベルだ。」
- 「つまり、選手は常に最大の負荷でプレーしておくべきということか。シボドーは正しかったのか。」
- 「負荷が原因ならプレーオフを廃止するしかない、という皮肉。」
相関が因果なのかは、コメントで問われた「出場時間が増えても壊れなかった選手は何人いたのか」に答えが出るまで、決着がつきそうにない。
用語・人名メモ
- アキレス腱断裂 — かかとの上にある太い腱が切れる大けが。ジャンプや切り返しの多いバスケットボールでは、長期離脱につながる代表的な故障の一つ。
- 相関 — 二つの事柄が一緒に増減する関係。片方がもう片方の原因だとは限らない。
- 対照群 — 研究で、調べたい要因を持たない比較用のグループ。今回のコメントでは、これが無いことが批判点に挙がった。
- プレーオフ — シーズン後に上位チームが優勝を争うトーナメント。レギュラーシーズンより試合の強度が高い。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)