ナゲッツの2026-27シーズンの年俸総額が、贅沢税込みで約477Mドル(約716億円)に達するという試算が現地アナリストから出た。優勝候補と見る声が根強い一方、現地ファンの間では「もう限界では」という空気も漂う、地に足のついた話題。
NBAの契約・サラリーキャップ分析で知られるアナリスト、マークス氏が、ナゲッツ(デンバーの西カンファレンス強豪、2023年に優勝経験あり)の2026-27シーズンの想定payrollを公開した。前提は2つ。1つはスペンサー・ジョーンズ(若手ウイング)へのオファーシート——他球団が制限付きフリーエージェント選手に契約を提示し、元の球団が同条件を出せば引き止められる仕組み——にナゲッツがマッチすること。もう1つはペイトン・ワトソン(ナゲッツで育った若手フォワード)に年23Mドル(約35億円)級の延長契約を結ぶこと。この2つが実現した場合、選手への支払い(payroll)だけで246Mドル(約369億円)、そこにチーム総年俸が上限を超えた分にかかる罰金である贅沢税が231Mドル(約347億円)上乗せされ、合計477Mドル(約716億円)という規模になる。
驚きなのはこの罰金額の重さだ。贅沢税は超過額が大きいほど倍率が跳ね上がる仕組みになっており、投稿によればナゲッツは贅沢税制度が始まった2002-03シーズン以降、球団としてこれまで払った税額の累計が53Mドル(約80億円)。つまり来季1シーズンだけで、過去20年以上分の累計税額の4倍以上を払う計算になる、という異例の規模感がこの試算のポイントになっている。
背景には2025-26シーズンの不振がある。反応にもある通り、ナゲッツは主力を揃えてタイトルを本気で狙いにいったにもかかわらず結果が出ず、ファンの間では「もう優勝候補として見るのが無理筋」という失望感が広がっている。名前が挙がるのがジャマール・マレー(ナゲッツの主力ポイントガード)の年50Mドル(約75億円)級の契約で、コストを抑えるために手放すべきという声が出ている一方、あの契約自体「当時は仕方なかった」「そもそも新CBA(2023年に変わったNBAの労使協定・贅沢税ルール)適用前の契約では」といった擁護や事実確認の声も混在している。
巷の声
- 「メディアは相変わらずナゲッツを優勝候補扱いしてるけど、これもう詰んでるだろ」
- 「マーレーの5000万ドル契約、どうにかして手放さないと」
- 「でもあの契約、去年結んだやつで新CBA適用前じゃないんだよな…」
- 「ジョーカー(ヨキッチ、ナゲッツの中心選手でMVP経験もあるセンター)が本気で走ったら、往復2回は必要なレベルの図体だろ」
- 「バックスと全く同じ筋書きをなぞってる。ナゲッツ版『デイム・トレード』は一体どの一手になるんだ」
用語・人名メモ
- ニコラ・ヨキッチ(ジョーカー) — ナゲッツの中心選手で、MVPを複数回受賞しているセンター。反応の『2往復』ネタは彼の恵まれた体格をいじったジョーク
- ジャマール・マレー — ナゲッツの主力ポイントガード。高額契約と怪我の多さから、コスト削減のトレード候補としてしばしば話題に上がる
- ペイトン・ワトソン — ナゲッツ生え抜きの若手フォワード。今回の試算では新たに大型延長契約を結ぶ前提になっている
- スペンサー・ジョーンズ — 制限付きフリーエージェントの若手ウイング。他球団のオファーシートにナゲッツが同条件でマッチするかが焦点
- 贅沢税 — チームの総年俸がリーグの定める上限を超えた場合に科される罰金制度。超過額が大きいほど税率が上がる
- 新CBA — 2023年に更新されたNBAの労使協定。贅沢税や『エプロン』と呼ばれる支出制限のルールが厳格化された
実際にジョーンズのオファーシートにマッチし、ワトソンの延長契約がこの規模でまとまるかが今後の焦点で、マーレーを含めた主力トレードの噂が現実味を帯びるかにも注目したい。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)