シャムズ・シャラニアが、デンバー・ナゲッツとアルファ・ディアロの1年140万ドル(約2億1000万円)契約合意を報じた。金額は地味だが、契約の仕組みを巡って現地ファンが妙に盛り上がっている、通好みの小ネタ。
シャムズ・シャラニア(移籍・契約情報を世界最速で報じることで知られる記者)によれば、デンバー・ナゲッツはアルファ・ディアロと1年140万ドル(約2億1000万円)の契約で合意したという。ディアロはユーロリーグ(NBAに次ぐレベルとされる欧州最高峰のバスケットボールリーグ)で最優秀守備選手に選ばれた選手。今夏はドバイのクラブとより高額な契約を結んでいたが、7月15日までNBA移籍を選べる特約(エグジット条項)を行使してこの契約に至ったという。
注目されているのは金額そのものより契約の仕組みだ。ディアロはこれまでNBAでプレーした経験がないため、制度上「ルーキー」扱いとなり、通常なら経験者にしか使えないルーキー契約(NBA未経験選手向けの安い規定契約で、年俸に上限がある)を結べる。今回の140万ドルという額は、経験者向けの最低保証契約であるベテランミニマムよりちょうど100万ドル安い。現地ファンの間では「保証契約でこんな安いのがあるとは知らなかった」という驚きの声が上がった。
この差額はナゲッツにとって軽くない。ある反応によれば、ベテランミニマムではなくこの契約にしたことで、贅沢税(チームの総年俸が上限を超えた分に課される罰金で、超過額が大きいほど倍率も上がる)を約2000万ドル圧縮できるという。今オフの控え、ペイトン・ワトソンとスペンサー・ジョーンズの再契約にどこまで金を割けるか不透明な中、ナゲッツが編成でぎりぎりの綱渡りをしているとの見方も出ている。
ディアロ本人にとってもリスクの小さい賭けだ。今季で守備力をアピールできれば来夏により良い条件でNBA契約を勝ち取れる可能性があり、仮にうまくいかなくてもユーロリーグではすでに実績十分な選手のため、欧州のクラブが同水準の契約で迎えてくれる可能性が高いとみられている。
巷の声
- 「ベテランミニマムより安いから契約しただけだろこれ」
- 「保証契約でこんな安い額があるなんて知らなかった」
- 「今年の2巡目指名の大半が結ぶルーキー最低保障と同じ水準らしいぞ」
- 「ドバイでの契約を蹴ってこっちを選んだのか。うまくいけば来夏は守備要員として高く売れる、賭けとしては悪くない」
- 「ナゲッツがこれで贅沢税を2000万ドル近く浮かせるらしいけど、それワトソンとジョーンズを再契約する気がないだけじゃ」
用語・人名メモ
- シャムズ・シャラニア — 移籍・契約情報をどこよりも早く報じることで知られる大手記者
- ユーロリーグ — NBAに次ぐレベルとされる欧州最高峰のバスケットボールリーグ
- ルーキー契約 — NBA経験がない選手に適用される安い規定の契約。年俸に上限がある
- ベテランミニマム — NBA経験者に適用される最低保証契約。ルーキー契約よりやや高い
- 贅沢税 — チームの総年俸がリーグの定めるラインを超えた分に課される罰金。超過額が大きいほど倍率も上がる
- デンバー・ナゲッツ — コロラド州デンバーを本拠地とするチーム。近年は優勝経験もある強豪
今季ナゲッツのローテーションでどれだけ守備の存在感を示せるかが、来夏の契約額を左右する。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)