ある投稿者がNBA歴代優勝チームを「決勝までにどれだけ強い相手を倒したか」でランキングした分析が話題に。2023年のデンバー・ナゲッツが下位寄りに評価されたことを巡り、現地ファンが指標の妥当性について議論を交わしている。
投稿者はNBAの全優勝チームを対象に、プレーオフで対戦した相手の強さを数値化してランキングした。使われたとみられる指標はSRS(Simple Rating System、得失点差などからチームの実力を算出する統計指標)で、レギュラーシーズンの成績をもとに相手の強さを測っている。
ここで問題視されたのが2023年のナゲッツ(デンバーの本拠地チーム、エースはニコラ・ヨキッチ)。決勝までにケビン・デュラント、デビン・ブッカー(ともにフェニックス・サンズのスター)、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)、アンソニー・エドワーズ、ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)と、名だたるスター選手のいるチームを次々と下して優勝している。それでも順位が低く出たのは、対戦相手のレギュラーシーズン成績が指標ほど良くなかったためだ。ファンからは「相手がサボっていた(=本気を出さずレギュラーシーズンの数字を落としていた)だけで、プレーオフでは十分強かった」という反論が相次いだ。ナゲッツ自身はプレーオフを16勝4敗という圧勝ペースで駆け抜けており、内容としては危なげない優勝だったという指摘もある。
似た構図は他のチームにも見られる。2020年のヒートは東地区を圧倒して勝ち上がったが、レギュラーシーズンの数字が振るわなかった相手ばかりだったため指標上は評価が伸びなかった。一方でジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ersのスター、怪我がちなことで知られる)率いる76ersが珍しく主力の揃った状態で、当時強かったトロント・ラプターズにぶつかってしまった巡り合わせを惜しむ声も出た。最古参ネタとして1957年のセルティックス(NBA黎明期の名門)がプレーオフでわずか2チームとしか当たらず、しかもその2チームの数字が振るわなかった件が「これぞ楽勝優勝」とネタにされている。
巷の声
- 「2023年のナゲッツが下位に沈んでるの、他の古い優勝と並べるとやけに弱く見えて草」
- 「サンズもレイカーズもレギュラーシーズンの数字より実際は強かったチームだから、ナゲッツはこのランキングで損してると思う」
- 「バックスとかも普段本気出してないタイプのチームだから、このランキングは眉唾なところがある」
- 「ヒートがあの年東地区を全部薙ぎ倒したせいで、対戦相手全体の数字がおかしくなってる」
- 「57年セルティックスの回、プレーオフで2チームしか当たってなくて草、まさに苦難なき覇道」
用語・人名メモ
- SRS(Simple Rating System) — 得失点差などをもとにチームの実力を数値化する統計指標。プレーオフで対戦した相手の強さを測る際によく使われる
- サンドバッグ — レギュラーシーズンで本気を出さず、順位や指標上の強さを実際より低く見せてしまうこと
- 2023年ナゲッツ — ニコラ・ヨキッチを擁するデンバーの本拠地チーム。この年にNBA王座を初めて獲得した
- 2020年ヒート — マイアミの本拠地チーム。コロナ禍の特殊な会場開催で東地区を圧倒して勝ち上がったシーズン
- ジョエル・エンビード — フィラデルフィア・76ersのスター選手。実力は屈指だが怪我で満身の状態を保てないことが多い
- 1957年セルティックス — NBA黎明期の名門チーム。この投稿ではプレーオフでわずか2チームとしか対戦しなかった特異なケースとして話題になった
数字だけでは測れない「優勝の重み」を巡る議論は今後も尽きなさそうだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)