かつてNBAで旋風を巻き起こした選手が、東南アジアのコートに立っている姿が確認された。ニュースというより「懐かしい顔を見つけた」的な小ネタとして現地ファンの間で盛り上がっている。
r/nbaに、ジェレミー・リン(台湾系アメリカ人選手。2012年にニックスで爆発的な活躍を見せ「リンサニティ」と呼ばれる社会現象を起こしたことで知られる)がフィリピンでバスケをプレーしている様子の写真が投稿され、話題になった。
反応の多くはフィリピンにおけるNBA人気の話に脱線している。フィリピンは東南アジアでも屈指のバスケ熱狂国だが、現地で人気があるのはレイカーズやウォリアーズといった知名度の高い強豪チームに偏っており、ある投稿者は「2011年のロックアウト明けの試合をキングス(人気の低いチーム)のシャツを着て観に行ったら、1万8000人のレイカーズ・ブルズファンの中で仲間は1人しか見つからなかった」と振り返っている。マイナーチームは海外報道が少ないため、そもそも現地で名前が知られにくいという指摘も出ていた。
一方でリン本人の経歴を懐かしむ反応も多い。リンは2019年にトロント・ラプターズにシーズン途中でトレード加入し、出場機会こそ多くなかったもののそのままチームの優勝を経験した。この点について「出場時間は少なかったが、それでもファイナルでのプレー時間はカーメロ・アンソニー(得点力で知られた大物スターだが優勝経験がない)より長い」という皮肉めいた比較が投稿され、さらに「カーメロには3連覇を経験したパトリック・マッコウ(ウォリアーズの控え選手)と一緒にプレーする機会すらなかったんだから、それは不公平だ」というジョークに発展していた。
巷の声
- 「フィリピンでバスケ観てるとほぼ全員レイカーズかウォリアーズのファンで笑う」
- 「マイナーなチームは海外だと本当に知名度ゼロなんだよな、大きい市場のチームばかり露出するから」
- 「NBAチャンピオンで人柄もいいって印象しかない」
- 「あれ、こいつラプターズにいたの完全に忘れてた」
- 「出場時間は短かったけど、それでもファイナルの出場時間はカーメロより長いという事実」
用語・人名メモ
- ジェレミー・リン — 台湾系アメリカ人選手。2012年にニックスで劇的な活躍を見せ「リンサニティ」と呼ばれる社会現象を巻き起こしたことで知られる
- リンサニティ — 無名だったリンが2012年に突如スター級の活躍を見せ、ニューヨークを中心に社会現象化した出来事を指す造語
- トロント・ラプターズ — カナダ唯一のNBAチーム。2019年に球団史上初の優勝を果たし、リンもそのメンバーの一人だった
- カーメロ・アンソニー — 得点力で名を馳せた大物スター選手だが、キャリアを通じてNBA優勝経験がないことで知られる
- パトリック・マッコウ — ウォリアーズ在籍時にチームの3年連続優勝(3連覇)を経験した、目立たない役割選手
リン本人からのコメントは今のところ出ておらず、現地でのバスケ活動が今後どう展開するかも不明。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)