シャーロット・ホーネッツのバスケットボール運営トップ、ジェフ・ピーターソン氏が夏季リーグの記者会見でラメロ・ボール放出トレードについて言及し、「一度の取引で複数の目標を達成できた」と説明した。
6月に成立した4球団間トレードで、ホーネッツはラメロ・ボールとジョシュ・グリーンをミネソタ・ティンバーウルブズへ放出。見返りにナズ・リード、保護なしの2033年ドラフト1巡目指名権、2巡目指名権3つ、さらに1巡目指名権のスワップ権利3つを獲得した。指名権のスワップとは、将来のドラフトで両チームの成績を比べて有利な方の順位を選べる権利のことで、下位球団が上位球団の好順位を横取りできる仕組みになっている。
このトレードは前シーズンのホーネッツの好転ぶりを踏まえると意外感を持って受け止められた。前々シーズンの19勝から一気に44勝まで伸ばし、1月以降はリーグ最高の攻撃力と5位の守備力を記録。プレーイントーナメント(下位チームがプレーオフ出場権をかけて戦う追加戦)ではマイアミを破ったものの、オーランド・マジックに敗れ、プレーオフ進出が9シーズン連続で途絶えた。これはリーグで最も長く続く記録という。
ピーターソン氏は、ブランドン・ミラーやコン・クヌープルとボールをそのまま組ませて継続する選択肢もあったと認めつつ、「目標はプレーインやプレーオフに一度出ることではない。長くプレーオフに居続け、いずれ優勝を争えるチームになることだ」と強調。ナズ・リードという実力のある選手と豊富なドラフト資産を同時に得られたことが、今回の決断の決め手になったと説明した。
用語・人名メモ
- ラメロ・ボール — ホーネッツのエースだったポイントガードで、今回のトレードでミネソタへ移籍した中心選手。
- ナズ・リード — ミネソタから移籍してきたビッグマンで、ホーネッツが今回の獲得の目玉としている選手。
- プレーイントーナメント — レギュラーシーズン下位のチーム同士が、プレーオフ出場権をかけて戦う追加戦。
- ジェフ・ピーターソン — ホーネッツのバスケットボール運営部門トップで、今回のトレードを主導した人物。
- 指名権スワップ — 将来のドラフトで自チームと相手チームの順位を比べ、有利な方を選べる権利。
主力放出で再建に踏み切ったホーネッツが、大量に獲得したドラフト資産をどう生かしていくか、今後の動向が注目される。
出典: RealGM Wiretap