元ジャズのカール・マローンが、レイカー���在籍中の古巣戦でジャズが行った寸劇に強く反発したと、Basketball Network が振り返った。寸劇はチームメートのコービー・ブライアントが当時受けていた裁判を題材にしていた。
Basketball Network によると、マローンはユタ・ジャズで 18 年間プレーし、MVP を 2 回受賞、NBA ファイナルにも 2 回進んだ。2003 年夏にロサンゼルス・レイカーズへ移り、オニール、ブライアント、ペイトンと並ぶ布陣に加わった。チームはファイナルでピストンズに敗れ、マローンは負傷を抱えていた。引退前の最後のシーズンで出場は 42 試合にとどまった。
問題の場面は、そのシーズンにマローンが初めて古巣ジャズと対戦した試合で起きた。ブライアントの性的暴行を巡る裁判が続くなか、タイムアウト中にジャズのマスコット「ジャズ・ベア」が寸劇を披露した。マローンから電話がかかってきたという設定で、ユタに戻りたいと訴え、レイカーズでは打てるシュートが少ないと嘆く。ただしコービーの立場よりはましだ、という内容だったという。この裁判はのちに法廷で取り下げられた。
マローンは、同メディアの伝える発言で球団を批判した。「あれは球団としての品格に欠ける行為だった。18 年もいた選手に対して、あんな水準まで落ちるのは品がない。決して忘れないだろう。…彼らはブライアントを知らない。素晴らしい若者だ。あれは無礼だ。あれについては絶対に、決して許さない」。さらに「あそこの指揮系統は知っている。あんな悪ふざけをするなら、フロントの承認があるはずだ。ラリーがあの寸劇に関わるなんて…私ならそんなことは絶対にしない。フロントの一部は臆病者だ。話が出たから言うが、それが私があそこにいない理由だ」とも述べた。試合は 40 歳のマローンが 19 得点 13 リバウンド (シュート成功率 50%) を記録し、ブライアントも 34 得点を挙げたレイカーズが勝った。
マローンの怒りは球団の経営陣に向けられたもので、ファンとの関係は 2006 年の引退・銅像除幕式典でも保たれていた。
用語・人名メモ
- カール・マローン — ジャズで 18 年プレーし、史上屈指のパワーフォワードとされる選手で、愛称は「メールマン (郵便配達人)」。
- ジャズ・ベア — ユタ・ジャズのマスコットで、この試合のタイムアウト中に寸劇を演じた。
- 3 連覇 (スリーピート) — 同じチームが 3 年続けて優勝すること。レイカーズはマローンの加入前年にこれを達成していた。
- ブラック・マンバ — コービー・ブライアントの愛称。