レイカーズ内部の分析(アナリティクス)重視を巡る報道が、r/nbaで通好みの経営ネタとして火を噴いた。スレは一時、Reddit全体で最も物議を醸す投稿になったという。
スレ主が引用したのは、The Athleticの記事の一節だ。レイカーズは分析を推し進めすぎ、その進め方に傲慢さがあって、バスケットボール運営部門やロッカールームの一部を遠ざけていた、という内容である。スレタイトルはこれを踏まえた皮肉で、ウェストブルックのトレード、THTをカルーソ(ガード)より選んだ判断、JHSとクネクト(フォワード)のドラフト指名、ゲイブ・ビンセントへの年1100万ドル (約16億5000万円) の契約に関わった面々が、新体制のクシュナーとアイガーに期待しているのは、分析から一歩離れるからだ、と並べている。
反応で目立つのは、その皮肉に対する反論だ。分析はカルーソを守備で大きな影響を与える数少ない選手と高く評価し、THTは控えの域を出ないと見ていたはずだ、と指摘するファンがいる。ウェストブルックについても、トレード当時、分析はほぼ代替可能な水準の選手と見ていたはずで、分析のせいにするのはおかしいという声が出ている。クネクトの指名も、当時はドラフト専門家がほぼ皆評価していたと振り返るコメントがあった。
さらに、バス家が経営していた頃のレイカーズは、分析部門が無い唯一のチームと報じられていたはずだとして、振り子がそこまで大きく振れる時間があったのか、と疑うファンもいる。一方、スレ主が記事の一文だけを切り取って趣旨を歪めているという批判も上位に並び、記事の発言者として名前が挙がるウォイク記者の言葉を曲解しているとの指摘もあった。新オーナー側がどんなフロントを連れてくるかはまだ分からず、今は決めつけるべきでないという冷静な意見も見られた。
巷の声
- 「バス家の頃は分析部門が無い唯一のチームと報じられていたはず。あのウェストブルックのトレードをやった側なら、分析が多すぎるなんて愚痴だけは言わないだろう」
- 「分析はカルーソをペリメーターで守備に大きく効く数少ない選手と評価していて、THTは控え止まりと見ていた。GリーグでのTHTの得点を盛り上げたのはレイカーズ側だった、という見立てだ」
- 「クネクトの指名って、ドラフトの専門家はほとんど全員が褒めていなかったっけ」
- 「スレ主は一文だけ切り取って記事の趣旨を歪め、過去の失敗を並べてレイカーズ叩きの票を集めているのだから、物議を醸すのは当然」
- 「クシュナーは投資家で、投資家は分析が大好きな人種。分析から離れるという期待は、外れる覚悟をしておいた方がいい」
新オーナー側がどんな編成陣を連れてくるのかが見えるまでは、分析寄りか否かの論争に決着はつきそうにない。
用語・人名メモ
- アナリティクス — 試合や選手のデータを統計的に分析し、補強・起用・戦術の判断に使う手法。NBAでは今やどのチームも取り入れている
- Gリーグ — NBA傘下の下部リーグ。若手の育成や、契約の浅い選手の腕試しの場になっている
- The Athletic — ニューヨーク・タイムズ傘下のスポーツ専門メディア。NBAの内部事情を掘る記事に定評がある
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)