移籍・契約

ウォリアーズ、Jブラウン争奪戦を土壇場で回避していた

RealGM Wiretap

ゴールデンステート・ウォリアーズが今シーズンのトレード期限(デッドライン)時に、ボストン・セルティックスとジェイレン・ブラウンの移籍について協議していたことが明らかになった。結局この話はまとまらなかった。

米記者シャムズ・シャラニアによると、ウォリアーズとセルティックスはデッドライン前後にブラウンのトレードを話し合い、条件には複数のドラフト1巡目指名権とスワップ権(将来の指名順位を入れ替える権利)、2巡目指名権が含まれていたという。シャラニアは「ウォリアーズは、その水準で1巡目指名権を4枚差し出す気があればブラウン争奪戦に参加できた」と説明しており、指名権をまとめて手放す覚悟が必要な大型取引だったことがうかがえる。ウォリアーズはこの条件をのまず、話は流れた。

セルティックスはその後6月にブラウンの放出先を積極的に探し、最終的にフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍させた。シャラニアの見立てでは、このブラウン獲得がシクサーズによるレブロン・ジェームズ(フリーエージェント=契約先を自由に選べる制度で移籍可能な選手)獲得の呼び水になったという。

さらにシャラニアは、ウォリアーズがワシントン・ウィザーズから同様に複数の指名権を払ってアンソニー・デイビスを獲得していれば、レブロン・ジェームズを口説く上で他球団に劣らない立場にいたはずだとも指摘した。指名権を温存する選択をした結果、大型補強のチャンスを逃した形になったとの見方を示している。

用語・人名メモ

  • ジェイレン・ブラウン — 元セルティックスのオールスター級ガード。2026年6月にフィラデルフィア・76ersへ移籍した。
  • トレードデッドライン — シーズン途中に設定される選手の交換取引ができる最終期限のこと。
  • ドラフト1巡目指名権・スワップ権 — 新人選手を指名できる権利で、複数枚をまとめて放出するほど大型の交換材料になる。スワップ権は将来のドラフト順位を相手と入れ替える権利。
  • シャムズ・シャラニア — 米国のNBA専門記者。移籍・契約情報の速報で知られる。
  • アンソニー・デイビス — ワシントン・ウィザーズ所属の実力派ビッグマン(センター/パワーフォワード)。

指名権を惜しんだ判断が吉と出るか、今後のウォリアーズの補強方針にも注目が集まる。

出典: RealGM Wiretap