スパーズの新アリーナ建設費をめぐり、地元のジョーンズ氏が市民の再投票を求めた。リーグ全体の話題ではなく地元の財政と政治の話だが、現地の反応は熱を帯びている。
地元メディアのSA Observerが伝えた。見出しによると、市長は1億5800万ドル (約237億円) の予算不足への対応を考える中で、スパーズのアリーナ資金に目を向けたという。スパーズはサンアントニオのチームで、新アリーナは13億ドル (約1950億円) の計画。ヘミスフェア近くのスポーツ・娯楽地区「Project Marvel」の中核で、2030年ごろからスパーズが使う見込みとされる。
資金の中身はこうだ。2025年11月、郡の住民投票でProposition Bが僅差で可決され、ホテル宿泊税とレンタカー税から最大3億1100万ドル (約467億円) を充てることが認められた。市はさらに4億8900万ドル (約734億円) を拠出すると約束している。球団運営会社のSpurs Sports & Entertainmentは少なくとも5億ドル (約750億円) を出し、建設費の超過分も負担する。
ただし郡の投票が直接承認したのは郡の分だけで、市の拠出は対象外だった。市側は別の選挙は法的に必要ないとの立場だが、市議会は市の参加を郡の提案の承認と結びつけていた。ジョーンズ氏は、市民は郡の分と市の分の両方に関わるので二度投票する資格があると訴えた。見返りについても疑問を呈しており、予備合意には30年間で7500万ドル (約113億円) 、年250万ドル (約3億7500万円) 相当の地域還元が入っている。同氏は収益分配の取り決めも求めている。
スレでは、郡の投票の時も揉めたし今も揉めているという書き込みが目立つ。一方で、二重払いと言っても郡の税は宿泊とレンタカーにかかるもので、負担の大半は観光客ではないかと疑う声もある。
巷の声
- 「郡の投票の時も大揉めで、今もそのままだ。選手に恵まれた熱狂の街でこれなのだから、他の街でスタジアム案件がまとまる気がしない。」
- 「二重払いというが、郡の税はホテルとレンタカーにかかるものだ。負担の大半は観光客や会議の参加者だろうし、市長は騒ぎたいだけに見える。」
- 「これで、住民は負担しないという主張は成り立たなくなったな。」
- 「球団が市の税金を欲しがるのは構わない。ただ完成したら、市はテレビ収入の分配権を取り戻したがるだろう。」
市は別の選挙は法的に不要との立場で、市の4億8900万ドルの拠出に市民の票が問われるかは未決のままだ。
用語・人名メモ
- Project Marvel — ヘミスフェア近くに計画されているスポーツ・娯楽地区の名称。新アリーナはその中核とされる。
- Proposition B — 2025年11月の郡の住民投票にかけられた提案。宿泊税とレンタカー税から最大3億1100万ドル (約467億円) をアリーナに充てる内容で、僅差で可決された。
- ホテル宿泊税・レンタカー税 — ホテルの宿泊やレンタカーの利用にかかる税。住民より旅行者の負担が大きいとされ、球場やアリーナの公費に使われることがある。
- Spurs Sports & Entertainment — スパーズを運営する会社。アリーナ建設に少なくとも5億ドル (約750億円) を出し、建設費の超過分も負担する予定と伝えられている。
- 地域還元 (コミュニティ・ベネフィット) — 公費を使う見返りに、地域へ資金などを還元する取り決め。今回は30年間で7500万ドル (約113億円) が予備合意に入っている。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)