ポートランドのブレイザーズが市議会の公聴会に幹部を送り込み、約5億7500万ドル (約863億円) のアリーナ改修への助成に加え、所得税や街の評判まで注文をつけたと報じられた。現地ファンの怒りは球団の親玉であるダンドンに向かっており、コメント欄は大荒れだ。
OPBの報道によると、ブレイザーズ (オレゴン州ポートランドのチーム) の幹部は、市議会の公聴会に出席するかどうかが数日間はっきりしなかった。しかし木曜には大挙して市庁舎に現れ、強い調子のメッセージを持ち込んだという。
主張の中心は、約5億7500万ドル (約863億円) をかけるモーダ・センター (本拠地アリーナ) の改修だ。球団側は、州にチームを長く残したいなら、市は資金の助成だけでなく、アリーナの状態をめぐる市の法的な脅しや所得税率、全国での市の評判にも対応すべきだと訴えた。事業運営の社長であるハンキンズは「アリーナは大きな全体像のほんの一部。今のポートランドの停滞した経済環境、高い所得税、分断的な政治環境が、この街への投資を難しくしている。チケットの販売も、企業とのパートナー契約も、選手の獲得も難しくなる」と述べた。一方で、モーダ・センターの改修に民間からの拠出は見込めないとも明言している。
コメント欄でまず目立つのは、この物言いへの違和感だ。ダンドンの側は約6億ドル (約900億円) をほぼ無償で出すという提案を断り、契約にある「チームが去れば市に改修費の負担を求められる」趣旨の文言の削除まで求めている、と指摘するファンもいる。これが事実ならば、交渉のテーブルに着く前に条件を突きつける形になる。
怒りの矛先はオーナーのトム・ダンドンとNBAにも向いている。NBAがダンドンに売却を強制すべきだという声、オレゴンにもモデル法のような、チームの流出を縛る法律が要るという声が上位に並んだ。OKCの件より露骨だという比較も出ている。
巷の声
- 「「今のポートランドは投資しにくい」と言うなら、そもそもなぜこのチームを買ったのか。」
- 「あの語り口だと、最初から移転するつもりだったようにしか聞こえない。」
- 「オレゴンにもモデル法が今すぐ要る。ダンドンとは話が通じない。向こうがこのやり方なら、政府も強く出るべきだ。」
- 「NBAが売却を強制すべきだ。OKCの件よりよほど露骨。」
- 「40年ファンをやってきたが、就任からこんな短期間で最も嫌われるオーナーになった人は見たことがない。もう疲れた。」
民間の拠出はゼロと言い切るブレイザーズに対し、市が助成と各種の要求にどこまで応じるのかは、この時点では何も決まっていない。
用語・人名メモ
- モーダ・センター — ブレイザーズの本拠地アリーナ。今回の改修費は約5億7500万ドル (約863億円) とされる。
- モデル法 — コメントが名前を挙げた、オハイオ州の法典 (9.67条) の通称。コメントはオレゴンにも同様の法律を求めている。
- ハンキンズ — ブレイザーズの事業運営の社長。公聴会で球団側の主張を述べた。
- ダンドン — トム・ダンドン。コメント欄でブレイザーズのオーナーとして批判の的になっている人物。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)