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1989年に平均27得点8リバウンド6アシスト3スティールを記録しながら、オールNBAチームに選ばれなかったクライド・ドレクスラー。その「落選」が現地の掲示板で蒸し返され、当時の投票の空気を振り返る通好みの議論になっている。
話の発端は、r/nbaに立ったスレだ。投稿者によれば、この年のドレクスラーは高度な指標でリーグのトップ15級の選手だった。ウィンシェア(選手の貢献を勝利数に換算した指標)は6位、VORP(控え選手と比べてどれだけ上積みしたかを示す指標)は5位、攻撃のボックス・プラスマイナスは4位だったという。
投稿者はファーストチームの枠はジョーダンとマジックで固まっていたとしたうえで、サードチームに入ったのがデイル・エリス(28得点4リバウンド2アシスト)とマーク・プライス(19得点3リバウンド8アシスト)だったことを挙げ、今から見れば大きな見落としだと書いている。
反応で目立つのは、チーム成績が響いたという見方だ。ドレクスラーのポートランドは39勝43敗の8シードだったのに対し、プライスのチームは57勝だったと指摘するコメントがある。シアトルとクリーブランドの方が勝率が上で、開幕前の予想も超えていたという声もあり、今も投票者はチーム成績を見ているのに、後から見て驚くのだと皮肉る人もいた。西の小市場でブレイザーズはあまり見られていなかった、という声も出ている。
似た例として、2015/16シーズンにハーデン(ガード)が30得点6リバウンド8アシスト、TS 61%でオールNBA入りしなかったと挙げるファンもいる。また、1988-89シーズンはオールNBAが初めて3チーム制になった年だといい、枠が少なかった時代のせいで実績のわりに受賞歴が少ない選手として、ジェームズ・ウォージーの名前が出ていた。
巷の声
- 「個人賞でも昔はチーム成績の比重がずっと大きかった。プライスは57勝チームの中心で、ドレクスラーのポートランドは39勝43敗の8シードだったはず、と当時を知らない世代が推測している。」
- 「西の小市場でブレイザーズはあまり見られていなかった、という身も蓋もない指摘。」
- 「オールスターもオールNBAも当時は投票者の印象で決まっていたし、リーグ自体がトップヘビーだった、という見方。」
- 「当時すでに髪が薄くなっていたのが影響したのでは、と冗談めかして書く人もいた。」
- 「2015/16のハーデンも30得点6リバウンド8アシストでオールNBA入りしていない、と近年の例を挙げる声。」
結局この議論の落としどころは、成績表より勝敗表が見られていた時代の投票だった、という点に落ち着いている。
用語・人名メモ
- オール NBA チーム — シーズンごとの優秀選手を投票で選ぶ制度で、成績順にファースト・セカンド・サードに分かれる。
- ウィンシェア — 選手の個人成績をチームの勝利数への貢献に換算した指標。
- VORP — 控えレベルの選手と比べて、どれだけ上積みしたかを示す指標。
- ブレイザーズ — オレゴン州ポートランドを本拠地とするチーム。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)