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米ポートランドの市議会議長が、地元プロバスケチーム「ブレイザーズ」のオーナー、トム・ダンドンについて「都市への移転の口実を探しているだけではないか」と痛烈な発言をし、地元ファンの間で不穏な空気が広がっている。
発端はポートランド市議会のジェイミー・ダンフィー議長(地元政治のトップの一人)の発言。ブレイザーズのオーナーであるトム・ダンドンの最近の姿勢について、「彼は市のせいにする言い訳を探して、チームを他都市に移そうとしているのかもしれない。もしそうだとしたら、ポートランド市民やオレゴン州民への印象をこれ以上悪くする方法は無いだろう」と述べた。何か具体的な移転計画が発表されたわけではなく、あくまで市議会トップが抱く疑念という段階だが、球団オーナーと地元行政の関係が冷え込んでいることをうかがわせる発言として反応を呼んでいる。
反応の中で目立つのが、前オーナーとの比較だ。ダンドン以前のオーナーはポートランドに深く思い入れがあったとされ、そこから一転して「ケチな経営者」に代わったことへの落胆が強い。さらにダンドンはNHL(北米アイスホッケーリーグ)の名門カロライナ・ハリケーンズも保有しており、そちらは今年スタンレーカップ(NHLの優勝トロフィー)を獲得したばかり。自分の一族の名前をトロフィーに刻ませたという話まで出ており、「ホッケーでは大盤振る舞いなのに」という皮肉が飛んでいる。
背景には過去の苦い記憶もある。かつてカナダにあったバンクーバー・グリズリーズは、人気が定着する前にメンフィスへ移転してしまった前例があり、ファンの間では「同じ太平洋岸北西部のチームがまた出て行くのか」という不安が根強い。あわせてNBA全体を統括する立場のアダム・シルバーコミッショナー(リーグの最高責任者)への不満も噴出しており、「オーナー陣に都合の良い人選をしているだけで、ファンの利益にはなっていない」という批判が併せて語られている。
巷の声
- 「ポートランドとオレゴンにこんな仕打ちは要らない。ブレイザーズファンはNBA史上でも指折りの熱心さなのに、今度はリーグ屈指のケチなオーナーの相手をさせられている」
- 「前オーナーが本当にポートランドを愛していただけに、そこからこの守銭奴への落差がキツすぎる」
- 「西海岸北部のチームが『とにかく街から出て行きたい奴』に売られるたび、いくらでもこの手の話を聞かされてきた気がする」
- 「バンクーバーの時も同じだった。新参チームで何も成し遂げないまま出て行っても誰も気にしなかった」
- 「気にしてた人はいたけど、当時はSNSが無かったから声が届かなかっただけだよ」
用語・人名メモ
- トム・ダンドン — ブレイザーズ(ポートランドを本拠地とするNBAチーム)のオーナー。NHLの強豪カロライナ・ハリケーンズも保有している
- ジェイミー・ダンフィー — ポートランド市議会の議長。地元行政のトップの一人で、今回ダンドンの姿勢を批判する発言をした
- アダム・シルバー — NBA全体を統括するコミッショナー(リーグの最高責任者)
- バンクーバー・グリズリーズ — かつてカナダに存在したNBAチーム。人気が根付く前にメンフィスへ移転した過去があり、フランチャイズ移転の象徴として引き合いに出される
- スタンレーカップ — アイスホッケーの北米リーグNHLの優勝トロフィー。ダンドンが保有するカロライナ・ハリケーンズが獲得したと反応の中で言及されている
正式な移転表明が出たわけではないが、市議会トップまでもが疑念を公にしたことで、ブレイザーズとポートランドの関係が今後どう転ぶかに注目が集まる。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)