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NBA史上最多勝のあのウォリアーズを序盤ずっと率いていたのは実は別人だった、という話で現地ファンが盛り上がっている通好みのスレ。
話題の発端は2015-16シーズンのウォリアーズ(NBA史上最多となるレギュラーシーズン73勝9敗を記録したチーム)。当時のヘッドコーチ、スティーブ・カー(現役時代は名脇役シューター、引退後にウォリアーズを率いて黄金期を作った名将)が開幕前に背中の手術で長期離脱し、代わりにアシスタントコーチだったルーク・ウォルトン(元レイカーズの選手で、当時は無名の若手指導者)が代行監督としてチームを指揮した。ウォルトンは開幕からNBA記録の24連勝を含む39勝4敗という驚異的なペースでシーズン序盤を乗り切り、カー復帰後もチームはそのまま歴代最多勝記録を達成した。
スレ主は「この事実はほぼ完全に忘れられていくと思う」と投稿し、実際にコメント欄でも「言われるまで忘れてた」「このスレを閉じたらまた忘れる」といった反応が相次いだ。背景には、NBAでは伝統的に勝敗の記録は代行(インターイム)コーチではなく正式なヘッドコーチに帰属するというリーグの方針があり、ウォルトンの功績は公式記録上カーのものとして扱われている。この点について「今回のケースのために例外を作るべきという意見をリーグは退けた」という補足コメントもあり、単なる知名度の問題ではなく制度上の理由もあることが指摘されている。
話はさらに、ウォルトンのその後のキャリアにも及んだ。ウォルトンは73勝9敗の実績を評価されレイカーズ、続いてサクラメント・キングス(西海岸の中堅どころで長年プレーオフから遠ざかっている再建チーム)のヘッドコーチに就任したが、キングスでは成績が振るわず解任された。この解任にまつわる有名な逸話として、ある試合中に観客席の1人が大量に嘔吐し、長時間の中断を挟んで清掃が行われたという出来事があり、ファンの間では「ウォルトンが解任された試合=嘔吐事件」として語り継がれている。コメント欄ではアメリカの人気コメディアン、トレイシー・モーガンがこのネタを自身のスタンダップ芸でそのまま拝借していたという指摘もあり、スレは半分ノスタルジー、半分ネタ扱いの空気で盛り上がっていた。
巷の声
- 「もうすぐ忘れられるって言うけど、お前に言われて今思い出したところだわ」
- 「この39勝4敗のスタートがなかったらウォルトンのウィキペディア、白紙になってたレベル」
- 「そもそも公式には代行コーチじゃなくヘッドコーチに勝敗が付くのが昔からのルールで、今回のために変更もしなかったんだから、スレ主の言い分もちょっと盛ってるぞ」
- 「サクラメントでの采配がひどすぎて観客がゲロ吐いたんじゃなかったっけ」
- 「まさにそれ。1人が大量にゲロ吐いて試合が長時間中断した。翌日ウォルトン解任。このサブレディット史上一番笑えた出来事の一つ」
用語・人名メモ
- ルーク・ウォルトン — 元レイカーズの選手で、2015-16シーズンにウォリアーズの代行監督として序盤を指揮した指導者。後にレイカーズ、キングスのヘッドコーチも務めた
- スティーブ・カー — ウォリアーズ黄金期を築いた名将ヘッドコーチ。2015-16シーズンは開幕前の手術で序盤を欠場していた
- 73勝9敗 — 2015-16シーズンにウォリアーズが達成したNBA史上最多のレギュラーシーズン勝利数
- 代行(インターイム)コーチ — 正式監督が不在の間だけ指揮を執る臨時監督。NBAでは勝敗記録が代行コーチでなく正式監督に付くのが慣例
- サクラメント・キングス — 西海岸の中堅チームで長年プレーオフから遠ざかっている再建組。ウォルトンが解任前に率いていたチーム
- トレイシー・モーガン — アメリカの人気コメディアン。キングスの試合中の嘔吐事件をネタにしたスタンダップ芸で知られる
歴代最多勝チームの「隠れた監督」としてのウォルトンの評価が今後見直されるかは分からないが、少なくともこのスレのおかげでしばらくは思い出されそうだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)