ブレイザーズの売却は筋が通らないから選手会が調査すべきだ、という投稿に、r/nbaでは反論が相次いだ。陰謀論めいた話に、通好みの事情通が淡々と突っ込む温度の議論だ。
ブレイザーズはポートランドを本拠地とするチームで、その売却をめぐる議論だ。スレ主は選手会 (選手の権利を守る労働組合) に調査を求めた。コメントに引用された投稿では、アブディヤのトレードやハンセンの指名が、イスラエルや中国の富豪を呼び込むための布石だったと主張している。ほかにも、他のオーナーたちが第2エプロン導入の成功を受けて、コスト削減を正当化する新たな手段を求めたのでは、という推測も書かれていたようだ。
真っ先に多かったのは、売却の事情を説明する反論だ。創業オーナーだったポール・アレンの遺言では、チームを売って収益を財団に回すことになっていた、と指摘するファンがいる。遺言執行者には最高額の入札を選ぶ責任があり、移転の恐れがある程度では断れなかったはずだという。信託には売却の期限があり、粘れるだけ粘った末に最高額の買い手へ売るしかなかった、という声もある。相続して売却を担った妹はポートランド残留にこだわりがなかった、という説明も出た。
獲得や指名をめぐる主張にも異論が出た。ハンセンはコンバイン後に評判を上げており、15位はやや高めでも1巡目に入り得たと見るファンがいる。アブディヤの獲得は安価で、2つの指名権という対価は、ネッツとグリズリーズがミカル・ブリッジズらのトレードで5つの指名権を得た時期と同じ頃だった、という比較も出た。オーナー同士の関係では、高く売れるほど他球団の価値も上がるので、他のオーナーが売却額を抑えたがる理由はない、という指摘もある。買い手のダンドンが移転できると踏んで高値を出したのだろう、という見立てもあった。
巷の声
- 「ブロニーをレイカーズが指名したのも選手会が調べるのか? 落ち着けよ、という突っ込み。」
- 「他のオーナーはむしろ高く売れてほしいはず。自分のチームの評価が上がるから、という冷静な指摘。」
- 「この手の日記みたいな長文投稿がこのサブレディットに多すぎる、という愚痴。」
- 「アレンは残留を望んでいたが、遺産を引き継いで売る役の妹はどちらでもよかった。話はそれだけ単純だという解説。」
- 「アブディヤのトレードはバスケの理由でやったこと。ネットから離れて外に出ろ、というきつい一言。」
陰謀の筋書きより、期限つきで最高値の買い手に売るしかなかったという地味な説明のほうが、スレでは優勢だった。
用語・人名メモ
- 選手会 (NBPA) — NBA選手の権利を守る労働組合。契約や待遇のルールを、リーグ側と交渉する。
- 第2エプロン — チーム総年俸がこのラインを超えると、補強の手段などに厳しい制限がかかる、給与規制のライン。
- コンバイン — ドラフト前に開かれる、候補選手の測定や試合形式のテストの場。球団関係者が集まり、評価が動くきっかけになる。
- ヤン・ハンセン — ポジションはセンター。今回のスレでは、ドラフト順位が高すぎたかどうかが議論の的になった。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)