ポートランド・トレイルブレイザーズの売却経緯について、現地ファンの間で「なぜこの決定になったのか」という議論が起きている。スキャンダラスな話ではなく、遺言と入札額をめぐる制度的な話が中心。
トレイルブレイザーズ (オレゴン州ポートランドを本拠地とするNBAチーム) は、球団創業者ポール・アレン (元マイクロソフト共同創業者、2018年死去) の遺言に基づき売却が進められてきた。アレンの遺言では、球団売却の収益を自身の慈善財団に充てることが定められていたという。
反応によると、遺言の執行者 (故人の意思を実行する法的責任者) には「最高額の入札者を選ぶ」受託者責任があったとされる。入札では約42.5億ドル (約6375億円) を提示したグループが、ポートランドのWNBAチームを所有するRAJ Sportsの約40億ドル (約6000億円) を上回り、落札したという。差額はわずか2500万ドル (約37.5億円) で、金額の近さがファンの間で「本当に最高額だから選ばれたのか」という議論を呼んだ。
NBA球団の売却額としては数千億円規模になるのが近年の相場で、今回の額もその水準に沿う。制度上は感情論ではなく「最高額を出したかどうか」で決まる仕組みだが、球団の将来 (本拠地移転の可能性など) への不安から、ファンの間で決定プロセスへの疑問が出た形。
巷の声
- 「ポール・アレンの遺言で、収益は財団に渡すことが決まっていた。遺言執行者は最高額の入札を選ぶ義務があった」
- 「アレンの妹が球団とシアトル・シーホークス (NFLチーム) を売る必要があった。最高額を出したのがこのグループで、球団を将来動かせないなら誰もそんな高値は払わなかっただろう」
- 「入札額は42.5億ドル、対抗のRAJ Sports (ポートランドのWNBAチーム運営会社) は40億ドルだった」
- 「40億ドルと42.5億ドルは同じじゃない。差はちゃんとある」
用語・人名メモ
- ポール・アレン — マイクロソフト共同創業者。トレイルブレイザーズのオーナーで2018年に死去、遺言で球団売却が定められた
- 受託者責任 — 他人の財産や意思決定を任された人が、その利益を最優先に行動する法的義務。ここでは遺言執行者が最高額入札を選ぶ根拠になった
- トレイルブレイザーズ — オレゴン州ポートランドを本拠地とするNBAチームの通称
- RAJ Sports — ポートランドのWNBAチームを所有する企業グループ。球団売却の対抗入札者だった
球団運営の体制が固まるにつれ、本拠地の扱いを含めた今後の方針が焦点になりそうだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)