Yahoo Sports は、2025-26シーズンのNBA王者ニューヨーク・ニックスから、アトランタ・ホークスが学べる点を論じた。5人全員が3ポイントラインの外に立つ配置と、ボールを扱える選手の確保が論点だ。
Yahoo Sports によると、優勝チームは毎年まねされるが、その勝ちパターンは再現できないことも多いという。そのうえで記事は、ホークスがニックスから取り入れられる点が少なくとも1つあるとする。それが、5人全員が3ポイントラインの外に立つ「ファイブアウト」の配置だ。ニックスのカール・アンソニー・タウンズ (C) はオンイェカ・オコンウより外からの脅威が大きく、ボール運びにも優れると記事は書く。ただ、オコンウも2025-26シーズンに3ポイント成功率37.6%を1試合5.2本の試投で記録しており、相手は外で空けたくないと記事は見ている。このため、オコンウを先発から外して外からシュートを打てない大型選手を置くことは、再考すべきだと主張している。
一方で記事は、ダイソン・ダニエルズがシュートを苦手とするウイングだとして懸念を示した。ニックスで近い存在はジョシュ・ハートだが、ハートのほうがシュートは上で、スペーシングの面だけ見れば、その枠にはジェイレン・ジョンソンが入っているという。記事によると、ニックスはRJ・バレットを優勝を狙える選手ではないと見て放出した。記事はダニエルズをすぐ放出せよとは言っておらず、ニックスをそっくりまねる必要もないとする。ただし、ダニエルズであれ他の選手であれ、優勝の可能性が高まると判断すれば大きな動きを恐れるべきではないと述べている。
長期の課題として記事が挙げるのは、ボールハンドラー (ボールを運び、攻撃を組み立てる選手) の確保だ。2026-27シーズンに向けて、ホークスはこの役割の選手をそろえているとされる。ただ、CJ・マッカラムはキャリアの終盤のほうが近いと記事は書く。キングストン・フレミングスの成長を見守ることになり、デビン・カーターが控えの戦力になれるかはまだ分からないという。記事によると、2025-26シーズンのプレーオフでニックスは、出せるだけのボールハンドラーをコートに並べた。これを流行というより発想の転換と位置づけ、ホークスが2026-27シーズンに優勝できなければ補強が必要になるかもしれないと指摘している。
ダニエルズら誰かを動かすのか、ボールハンドラーを補強するのかは、記事が論点として挙げたもので、ホークス側の決定はまだ示されていない。
用語・人名メモ
- ファイブアウト — コート上の5人全員が3ポイントラインの外側に立つ攻撃の配置で、ゴール下の空間を広げるねらいがある。
- ボールハンドラー — ボールを運んだりパスをさばいたりして、攻撃を組み立てる役割の選手のこと。
- スペーシング — 選手同士の間隔を取ってコートを広く使うこと。外からシュートを打てる選手が多いほど守備は広がる。
- アトランタ・ホークス — ジョージア州アトランタを本拠地とするNBAのチームで、イースタン・カンファレンスに属する。
出典: Yahoo Sports