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1993-94、1994-95シーズンにパトリック・ユーイング(ニューヨーク・ニックスの名センター)がMVP投票で上位入選しながら、その年の最高レベルプレイヤーを選ぶ『All-NBチーム』に選ばれなかった。モダンNBA史上、MVP投票上位でAll-NB外というケースはこれが唯一だ。
1990年代は『セン ター戦国時代』と呼ばれる。ハキーム・オラジュワン(ロケッツのエース)、シャキール・オニール(魔人オニール)、デイビッド・ロビンソン(スパーズの顔)ら超一流センターが同時に活躍していたからだ。このため『All-NBチーム』のセンターの座は限られており、優秀でも漏れる選手が出る構図になっていた。ユーイングも元来は最高峰の選手だったが、ライバルが多すぎた。
実際に1994-95シーズンは、前年チャンピオンのロケッツ・オラジュワンが選ばれている。データを見ると、オラジュワンは平均26.9得点・10.9リバウンド(ユーイングは24得点・11リバウンド)。オラジュワンが統計で上回り、チャンピオンチームの中心だったからだ。一方1993-94シーズンも、MVP投票ではユーイングが5位だったのに対し、All-NB外に甘んじた。
現代のNBAファンダムでは『All-NB入選だけで選手の評価は決まらない』という認識が広がっている。実際、DeAndre Jordan(カットマン)もAll-NB First Teamに1度選ばれているが、ユーイングとの間には比較にならないほどの実力差がある。ユーイングが漏れたのは劣っていたからではなく、当時のセンター層が異常に厚かったからこそ。歴史的な珍事は、むしろその時代の競争レベルの高さを物語っているのだ。
巷の声
- 「All-NB入選だけで選手を判定するのは危険。制度上の制限や時代背景に大きく左右される。」
- 「1995年はスナブ(見落とし)かもしれない。ユーイングはオラジュワンより試合に出ていたし、統計でも悪くない。」
- 「でもオラジュワンの数字は圧倒的。26.9得点・10.9リバウンドはユーイングを上回っている。All-NB入選は妥当だ。」
- 「1990年代全体がセンターの豊かすぎる時代。ユーイング、オラジュワン、オニール、ロビンソン…誰を選んでも必ず誰かが漏れる。」
- 「アワードはコンテキスト依存的。出場試合数、チーム成績、ライバルの存在…いろいろな要素が絡む。絶対的な指標ではない。」
用語・人名メモ
- Patrick Ewing(パトリック・ユーイング) — 1980年代~1990年代のニューヨーク・ニックスを率いた名センター。1990年代前半は最高レベルのプレイヤーの一人だった
- All-NBチーム — 毎シーズン、その年の最高レベルプレイヤーをポジション別に選ぶ栄誉。First Team(最高峰の5人)、Second Team、Third Teamがある
- Hakeem Olajuwon(ハキーム・オラジュワン) — 1990年代のヒューストン・ロケッツの圧倒的エース。ユーイングと同時代に活躍した最高峰のセンター
- MVP投票 — 毎シーズン最も活躍した選手を決める投票。上位入選しても All-NBに選ばれるとは限らない
- Shaquille O'Neal(シャキール・オニール) — 1990年代の魔人。ロサンゼルス・レイカーズなどで活躍した超一流のセンター
- David Robinson(デイビッド・ロビンソン、アドミラル) — サンアントニオ・スパーズの顔として1990年代を牽引した一流センター。『アドミラル』の愛称で呼ばれた
このような珍事は、NBA史に刻まれた『その時代の深さ』を示す証拠として今も語り継がれている。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)