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ペリカンズのジョーンズ、SI が数字で価値を論じる

Sports Illustrated

米スポーツ・イラストレイテッド (SI) が、ニューオーリンズ・ペリカンズのハーバート・ジョーンズの価値に疑問が出ていると指摘した。そのうえで、チームの成績に表れる貢献を数字で示す論評を掲載した。

SIによると、ペリカンズは直近2シーズン低迷が続いている。ジョーンズは昨季56試合に出場し、平均8.9得点は自己最低だった。フィールドゴール成功率は38.3%、3点シュート成功率は30.9%。3年6800万ドル (約102億円) の延長契約が来年から始まり、サディック・ベイとベネディクト・マチュリンの加入でウイングの選択肢も増えた。SIはこうした懸念を正当なものとしつつ、チームの不振とジョーンズ個人の限界を混同すべきではないと論じている。

SIが挙げたのは、選手がコートにいる時間といない時間の得失点差を比べるオン/オフの数字だ。21勝に終わった2024-25シーズンは、ジョーンズの出場中に100ポゼッション (攻撃機会100回) あたり10.5点上回った。昨季は4.6点で、失点が3.5点少なかったことが中心だという。使用頻度が高い2〜4人組を見ると、得失点差がプラスの組は全体で16組にとどまる。その中でジョーンズは、プラスの2人組4つのうち2つ (最良はザイオン・ウィリアムソンとの組)、3人組5つのうち4つ、4人組7つのうち6つに入った。SIは、こうしたデータは共演者や相手の影響を受けるとも断っている。

SIはサンダーのアレックス・カルーソを比較対象に挙げた。カルーソはジョーンズより4歳上で、今季は1960万ドル (約29億4000万円)。昨季の平均は6.2得点だった。一方でジョーンズは、2023-24シーズンに平均11得点 (自己最多)、3点シュート成功率41.8%を記録し、オールディフェンス1stチームに選ばれた。この年のペリカンズは49勝を挙げている。3点シュート試投に占めるコーナーからの割合は、この年の約53%から昨季は30.1%に下がった。SIは、ジョーンズにはシュートを作る役を負わせず、守備や速攻、コーナーでの得点に専念させるべきだと主張している。

ジョーンズには、健康を保つことと攻撃面の改善が求められるとSIは指摘している。

用語・人名メモ

  • オン/オフ — ある選手が出ている間と出ていない間で、チームの得失点差がどれだけ違うかを比べる指標。
  • 100ポゼッションあたり — ポゼッションは攻撃機会のこと。試合のペースの違いをならすため、100回の攻撃あたりに換算して比べる。
  • オールディフェンス1stチーム — その年に守備で優れた成績を残した選手に贈られる、リーグの年間表彰。
  • コーナースリー — コートの隅から打つ3点シュート。3点ラインが最もゴールに近い位置にある。

出典: Sports Illustrated