米風刺メディアのジ・オニオンが、NBAチームが「バスケットボール」を珍しい催し物のように紹介するパロディ記事を出し、r/nbaで笑いが広がっている。当事者のペリカンズファンまで自嘲で加わる通好みの小ネタだ。
米国の風刺・パロディ専門メディア、ジ・オニオンが今週、ニューオーリンズ・ペリカンズが「バスケットボール・ナイト」を開催すると発表した、という体裁の記事を掲載した。3月11日の試合で、地元の人々にバスケットボールというスポーツの魅力に触れてもらう企画だという。もちろん実在の催しではない。
笑いの芯は、本職のNBAチームが「バスケットボール」を異文化紹介のように扱う倒錯にある。広報のサム・シャノンなる人物のコメントとして、ウェンバンヤマ (スパーズのフォワード) の等身大パネルでの撮影、バスケのアンセムに合わせたダンス、先着1万人へのレイカーズ帽の無料配布などが並ぶ。「一夜限り、ニューオーリンズが高く飛ぶNBAの本場になり、ペリカンズもそこにいる」という一文が特に受けている。
追い打ちは「特別ゲスト」としてNBAのラプターズが来場し、本物のエリート選手のプレーを見られるという下りだ。現地のファンはここを引いて笑っている。オニオンはまだ切れ味が落ちていないという称賛がある一方、ペリカンズが今年最も注目を集めたのがオニオン記事2本だという自嘲も見られた。MLBのロッキーズも同じようにネタにされていた時期があるという指摘もあり、ロッキーズとペリカンズの両方を応援しているというファンまで現れている。
ペリカンズファンからは、弄られているのはこちらも承知している、という反応も出た。開催日と会場だけは妙に具体的だ。笑われる側が笑い返す、短信らしい一夜の騒ぎだ。
巷の声
- 「オニオンはまだ健在だ。これは金と言っていい出来。」
- 「一夜限りニューオーリンズがNBAの本場になって、ペリカンズもそこにいるらしい。この一文だけで腹が痛い。」
- 「おまけにラプターズが来て本物のエリート選手のプレーが見られるとは、至れり尽くせりだ。」
- 「ウェンバンヤマの等身大パネルに、先着1万人へのレイカーズ帽。この取り合わせがたまらない。」
- 「ペリカンズが今年いちばん注目されたのがオニオン記事2本というのは、喜んでいいのか悲しむべきなのか。」
3月11日、スムージー・キング・センターに本物のラプターズは来ないが、この日だけペリカンズは全米の笑いを総取りした。
用語・人名メモ
- ジ・オニオン — アメリカの風刺・パロディ専門メディア。実在しない出来事をニュース形式で報じることで知られる。
- ペリカンズ — ニューオーリンズを本拠地とするNBAのチーム。
- スムージー・キング・センター — ペリカンズの本拠地アリーナ。記事では開催会場として登場する。
- サム・シャノン — このパロディ記事に登場するペリカンズの広報担当者。実在の発表ではない。
- ウェンバンヤマ — スパーズのフォワード。22歳。記事では等身大パネルとして登場する。
- ラプターズ — トロントを本拠地とするNBAのチーム。記事では「本物の選手が見られる特別ゲスト」というオチに使われている。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)