話題

ジニー・バスが2014年に「タンキング」を批判 76ersの再建を念頭に

Basketball Network

2014年12月、当時レイカーズの社長だったジニー・バスが、意図的に負けて上位指名を狙うタンキングを ESPN のラモナ・シェルバーンとの会話で厳しく批判していた。Basketball Network がこの発言を振り返っている。

Basketball Network によると、バスは2014年12月の会話でタンキングに触れ、これを競技の性質に反する行為として批判した。念頭にあったのは、勝利よりドラフト抽選の確率を追っていた76ersだった。バスは、タンキングをするチームは若い選手に悪い習慣を教えることになると述べ、「無責任で、どんなリーグにもあってはならないと思う」と語った。

当時のレイカーズは自チームの1巡目指名権を抱えていた。この指名権はトップ5に入らなければサンズへ渡る条件付きだった。編成を率いていた兄のジム・バスも「ここでタンキングは起きない」と述べたという。レイカーズはその年、27勝55敗 (82試合中27勝) で終えた。

同記事は、バスの立場は単純ではないとも指摘する。大都市のレイカーズは、わざと負ければスポンサーやフリーエージェントの選手に敬遠されかねず、そもそも現実的な選択肢ではなかったという。一方、小さな市場のチームには抽選の確率を積み上げる方法しかなかったとする。同記事は76ersを大都市のチームとみなし、そこで露骨なタンキングが行われたこと自体が示唆的だとしている。

NBA は今年、成績が最も悪い3チームの1位指名の確率を下げるロッタリー改革を可決した。

用語・人名メモ

  • タンキング — 上位のドラフト指名権を得るため、シーズンを通じてあえて勝ちを狙わずに負けを重ねる戦略のこと。
  • ドラフトロッタリー — 成績の悪いチームなどが抽選で新人選手の指名順を決める制度で、成績が悪いほど上位指名の確率が高くなる仕組み。
  • 3-2-1 ロッタリー改革 — 今年 NBA が可決した制度変更で、抽選対象を16チームに広げ、確率を平準化し、成績が最も悪い3チームの1位指名の確率を下げる内容。
  • ジニー・バス — 2014年当時のレイカーズ社長で、この記事ではタンキングを批判した発言が取り上げられている。

出典: Basketball Network