ペイサーズは8月14日(金)、ツーウェイ契約のガード、イーサン・トンプソンを解雇した。Sports Illustrated (SI) は、空いた枠にドラフト2巡目指名のブレイデン・スミスが入るとみている。
トンプソンは解雇後、ユーロリーグのパルチザンと2年契約を結んだ。セルビアの Nova.rs と Meridian Sport は、1年+1年の形の契約だと報じている。パルチザンの発表によると、トンプソンはプエルトリコ代表でプレーするアメリカ人ガードで、今夏8人目の加入選手となる。1999年5月4日にカリフォルニアで生まれ、オレゴン州立大でプレーした。Gリーグではブルズ傘下のチームに所属した。父はNBAでプレーした経験があり、兄もプエルトリコ代表でプレーしている。
SIによると、ペイサーズは2026年のドラフト2巡目でスミスを獲得した。インディアナポリス・スター紙の記者は当時、球団がスミスとツーウェイ契約を結ぶ方針だと報じている。ツーウェイ契約はNBAとGリーグを行き来できる契約だ。ドラフトから約2カ月がたってもスミスは未契約だった。ペイサーズはジェイレン・スローソンとコービー・ブラウンとすでにツーウェイ契約を結んでおり、トンプソンが解雇されるまではスミスの入る枠がなかった。SIは、スミスとの契約が近いとみている。
SIは、0年目の最低年俸契約でスミスと結ぶ道も理屈上は残るが、可能性は低いとみている。ペイサーズの15人目の枠は、育成段階のスミスで埋めるより有効に使えるという見立てだ。第1エプロンまでの余裕は223万ドル (約3億3450万円) で、最低年俸の特例で選手を取れるのは、契約額の日割りが始まる開幕初日の後になる。SIは、その時期を11月中旬ごろとみている。この時期に残っている未契約選手が大きな戦力になることは少ないが、ペイサーズではトニー・ブラッドリー (2024-25シーズン) とミカ・ポッター (2025-26シーズン) のように、シーズン途中の加入で予想以上に働いた例があるという。SIは、契約先の候補となる未契約のベテランとして、ケビン・ラブらの名前を挙げた。
スミスとのツーウェイ契約がいつ結ばれるかは、SIの報じた時点ではまだ決まっていない。
用語・人名メモ
- ツーウェイ契約 — NBAのチームとGリーグのチームの両方でプレーできる契約で、ロースター上の枠が別に用意されている。
- ユーロリーグ — 欧州のトップクラブが戦うバスケットボールの大会で、パルチザンはこの大会に出場するクラブの一つ。
- 解雇 (ウェーブ) — 球団が選手との契約を打ち切ること。
- 最低年俸の特例 — 最低額の年俸で選手と契約するときに使えるリーグの仕組みで、契約額の日割りは開幕初日の後に始まる。