クリーブランド・キャバリアーズが、デンバー・ナゲッツの制限付きフリーエージェント(FA)であるペイトン・ワトソンのサイン&トレードに関心を伝えたと報じられた。ただ、ナゲッツのサラリーキャップ上の立場が交渉を難しくしている。
HoopsHypeのマイケル・スコットによると、キャバリアーズはナゲッツにワトソン獲得の意思を直接伝えた。サイン&トレードは、FA選手が元チームと契約したうえで別チームへ移る仕組みだが、現時点で合意には至っていないとみられる。
ナゲッツは制限付きFAのスペンサー・ジョーンズとの契約を受け入れた結果、ぜいたく税の「セカンドエプロン」を超える見通しになった。このラインを超えたチームは、自チームのFAをサイン&トレードする際に選手の年俸を受け取れないため、キャバリアーズがマックス・ストラス(来季年俸1670万ドル=約25億500万円)やデニス・シュルーダー(1480万ドル=約22億2000万円)を交換要員にする案は、そのままでは成立しない。
ナゲッツが選手を放出してエプロンを下回るか、見返りをドラフト指名権だけにする必要がある。ワトソンは来季、年俸650万ドル(約9億7500万円)のクオリファイングオファーを受け入れて残留し、2027年夏に完全FAとなる選択肢も持つと報じられている。キャバリアーズにとっては、今夏失ったウイングの補強候補だが、交渉は両チームの資金事情とワトソンの契約判断に左右される。
用語・人名メモ
- サイン&トレード — FA選手が元チームと契約した直後に別チームへ移る移籍方式。
- 制限付きFA — 所属元チームが他球団の提示額に合わせれば選手を残せるFA。
- セカンドエプロン — NBAのぜいたく税制度にある高額なチーム年俸ラインで、超えるとトレードなどの制限が厳しくなる。
- ペイトン・ワトソン — ナゲッツ所属のフォワードで、キャバリアーズが補強を狙う選手。
今後はナゲッツがエプロン規制を回避する放出に動くか、ワトソンがクオリファイングオファーを選ぶかが焦点になる。
出典: Cavaliers Nation