ブレイザーズのオフシーズンの動きについて、米メディアの Blazer's Edge が賛否の分かれる採点を掲載した。同メディアの筆者は、ジャ・モラントへの賭けを評価しつつ、ガードの組み合わせと新オーナーのコスト削減に懸念を示した。
Blazer's Edge によると、ブレイザーズは昨季、西カンファレンス7位のシードを獲得し、スパーズとの5試合のシリーズで接戦を演じた。筆者はこの勢いを土台にしたオフだったと位置づけている。今オフの動きとして挙げたのがモラントへの賭けで、筆者は低コストで見返りの大きい一手と評した。モラントには問題も付きまとうが、環境の変化が必要だったとも書いている。筆者は、モラントが持ち味を取り戻せると信じているという。
一方で筆者は、モラントとデイミアン・リラードを先発のガード2人として並べる構想には乗れないとした。昨季のポートランドにはほとんど無かった守備の弱点が生じるためだという。筆者が望むのはモラントとジュルー・ホリデーの組み合わせで、リラードをベンチからずらして起用する形だ。ブレイザーズがいずれそこへ行き着くかもしれないとしつつ、現状ではモラントが活躍しても、チームが大きく良くなるとは考えていない。
筆者はもう一つの懸念として、新オーナーのトム・ダンドンが他の面でコスト削減を進めていることを挙げた。その結果、ポートランドの地域社会との間に溝ができているという。昨季のコート上のカルチャーは見事だったが、組織の別の場所で混乱があれば全体が同じ方向へ進むのは難しく、それが表に出るかもしれないと書いている。
筆者が挙げた論点は、モラントとリラードを先発で並べる構想と、新オーナーのコスト削減が球団内に及ぼす影響の2点だ。
用語・人名メモ
- ブレイザーズ — アメリカ西海岸のオレゴン州ポートランドを本拠地とする NBA のチーム。
- シード — プレーオフに向けたチームの順位付けのことで、西カンファレンス7位は昨季の順位を指す。
- バックコート — ガードの選手2人を指す言葉で、モラント、リラード、ホリデーはいずれもポジションがガードにあたる。
- ベンチから出す — 先発ではなく控えとして試合の途中から起用すること。筆者はリラードをこの形で使う案を挙げている。
出典: Blazer's Edge