移籍・契約

アデトクンボ移籍後のバックス、先発5人に必要な働きをSIが整理

Sports Illustrated

Sports Illustrated (SI) は、ヤニス・アデトクンボがヒートへ移ったバックスについて、先発候補5人がそれぞれ何を求められるかを整理した。バックスはこのトレードで複数の選手を獲得し、再建に入った。

SIによると、バックスは2度のMVPに輝いたフォワードのアデトクンボを放出するトレードで、選手を複数獲得した。ナゲッツのペイトン・ワトソンの獲得に関連づけられているが、現在の顔ぶれではリーグで最も弱いチームの一つになりうると挙げられている。開幕までにはまだ時間があり、先発の顔ぶれも変わる可能性があるという。

ガードのライアン・ロリンズは昨季、1試合平均17.3得点・4.6リバウンド・5.6アシストを記録し、フィールドゴール成功率は47.2%、3ポイント成功率は40.6%だった。SIは先発ポイントガードの見込みとし、同程度の数字の維持と、平均1.5スティールを記録した守備面での役割拡大が必要だと指摘した。トレードで加わったタイラー・ヒーローは元シックスマン賞受賞者 (控え選手の最優秀賞) で、オールスターにも選ばれ、地元に戻る。ただ、7年間で60試合以上に出たシーズンは3回で、昨季は33試合の出場にとどまった。SIは、26歳のヒーローには健康と出場数が求められるとした。ハイメ・ハケス・ジュニアは昨季、控え選手として1試合平均15.4得点・5.0リバウンド・4.7アシストを記録し、フィールドゴール成功率50.7%でシックスマン賞の投票2位だった。一方、通算の3ポイント成功率は31.7%で、SIはこの改善を課題に挙げた。

カイル・クーズマは昨季、キャリアハイのフィールドゴール成功率49.2%、平均13.0得点だった。契約満了が近く、今オフはトレードの話も出ていたと、SIは書いている。SIは、若手が多い中で経験豊富な選手としてチームを支える役割も求めた。センターのマイルズ・ターナーは4年1億890万ドル (約163億3500万円) の契約を結んでおり、15%のトレードキッカーが付く。SIによると、この契約のためトレードは難しい。ターナーは昨季、リーグ有数のブロックを記録した一方、平均5.3リバウンドはキャリア最少で、チームのリバウンド数もリーグ28位だった。SIは、開幕時にロスターにいない可能性もあるとしつつ、現時点では先発センターであり、リバウンドの改善が必要だとした。

開幕までにはまだ時間があり、バックスの先発の顔ぶれがどう固まるかは、SIによればまだ決まっていない。

用語・人名メモ

  • シックスマン賞 — 先発ではなく控えで出場した選手の中から選ばれる、最優秀選手賞。
  • トレードキッカー — 選手がトレードで移籍した際に、追加の報酬が支払われる契約上の条項。
  • ヤニス・アデトクンボ — フォワードの選手で、MVPを2度受賞している。今回のトレードでバックスからヒートへ移った。
  • ペイトン・ワトソン — ナゲッツに所属するガードの選手で、バックスが獲得に動いていると関連づけて報じられている。

出典: Sports Illustrated