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ペイサーズとピストンズの試合で起きた乱闘「マリス・アット・ザ・パレス」を振り返るスレが、r/nbaで静かに盛り上がっている。あの夜をリアルタイムで見ていたファンの思い出話と、当時の責任論の蒸し返しが並ぶ。
スレは新しい出来事の一報ではなく、あの乱闘を思い出して語り合う話題スレだ。試合はデトロイトでの一戦で、観客席とコートの間で起きた騒ぎは、リーグの歴史に残る事件として今も名前で呼ばれている。コメントには、当時の記憶を持つファンが次々に書き込んでいる。友人と生で見ていたら次々にエスカレートしていったという声、子どもの頃にリアルタイムで見たという声、外出禁止中に義父に呼ばれて画面の前に立たされたという声など、見ていた場所まで覚えている人が多い。
上位のコメントは、この乱闘が選手にとってどんなタイミングで起きたかを挙げている。それによると、ロン・アーテストはこの試合の前まで平均24得点を超え、リーグ屈指のディフェンダーでもあった。シーズン序盤ながらMVP候補に上がりつつあったという。ペイサーズ全体についても、ミラーのキャリアで最高のチームプレーをしていたという指摘があり、この試合から生まれた「もしも」を惜しむ空気がある。
場面の細部でも話が弾んでいる。ジャーメイン・オニールが観客にスライディングするようなパンチを見舞ったシーンを、多くのファンが覚えているようだ。アーテストはカップを投げた男に向かって観客席に入ったが、別の人のところへ行ってしまったと指摘するコメントもあり、20年後もその件をなかったことのように振る舞っている点がいちばんすごいと笑う声が付いた。乱闘の後、アーテストが仲間に自分は処分を受けるだろうかと尋ね、スティーブン・ジャクソンが、仕事が残れば幸運なくらいだと返したという逸話も紹介され、ファンは一番笑える部分だと評している。
責任の所在をめぐる声もある。選手ばかりが責められ、観客側への批判が釣り合っていないと以前から感じてきたと書くファンがいる。選手の行為を擁護するつもりはないと断りつつ、物を投げる側にも相応の覚悟が要るという立場だ。一方で、ジャクソンは受けるべきほど責められていないと見るファンもいる。
巷の声
- 「乱闘のあと、アーテストがジャクソンに「俺たち処分されるかな」と聞いたら、「処分どころか、仕事が残ればラッキーだろ」と返された。あの一件でいちばん笑える場面だと思う。」
- 「当時のペイサーズは、ミラーのキャリアの中でもいちばんチームプレーが噛み合っていたはず。あの試合から生まれた「もしも」は数えきれない。」
- 「選手ばかりが責められて、観客の側への批判が釣り合っていないのがずっと引っかかっている。選手を人間扱いせずに物を投げるなら、殴られる覚悟もしておくべきだ。メディアはファンの方を晒すべきだった。」
- 「アーテストが人違いの相手のところへ行ったのが、いちばんすごい。20年たった今も、なかったことのように振る舞っているのがまた笑える。」
- 「外出禁止中に義父に「早く来い」と呼ばれて見た。オニールが観客にスライディングパンチをして、アーテストがカップを投げた男に向かって観客席に入ったのに、別の人のところへ行った。それまでの人生で見たなかで、いちばんとんでもない光景のひとつだった。」
何年たっても、あの夜をどこで誰と見ていたかまで話せる人が多いこと自体が、この事件の大きさを物語っている。
用語・人名メモ
- マリス・アット・ザ・パレス — ペイサーズとピストンズの試合で起きた乱闘につけられた呼び名。マリスは悪意や敵意の意味で、パレスは試合会場の名前に由来する。
- ペイサーズ — インディアナ州インディアナポリスを本拠地とするチーム。
- ピストンズ — ミシガン州デトロイトを本拠地とするチーム。
- ロン・アーテスト — 当時のペイサーズの選手。コメントによれば、この試合の前まで平均24得点超で、リーグ屈指のディフェンダーとして知られていた。
- MVP候補 — MVPはシーズンで最も価値のある選手に贈られる賞。候補に上がるのは、その年の主役級の活躍をしている選手だ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)