カワイ・レナードをめぐるロサンゼルス・クリッパーズの処分議論で、現地ファンが過去の疑わしいスポンサー取引を改めて掘り起こしている。リーグ全体を揺るがす大事件というより、同じチームの違反歴と処分の重さを問う通好みの論点だ。
クリッパーズ(ロサンゼルスを本拠地とするNBAチーム)は、2015年にも疑わしいエンドースメント契約をめぐって問題になり、25万ドル(約3750万円)の罰金を科されたとファンの間で語られている。25万ドルはNBAの巨大球団や富裕なオーナーにとって、違反を思いとどまらせるには小さすぎる金額だという見方だ。
今回の議論では、レナード(攻守に優れたクリッパーズのスター選手)と金融系スタートアップのアスピレーションをめぐる取引が、サラリーキャップ(チームが選手に使える年俸総額の上限)を実質的に回避する仕組みだったのではないかと取り沙汰されている。ファンは、過去に罰金で済んだ経験が、より複雑な取引へ進む動機になった可能性を指摘している。ただし、投稿内でも税逃れや詐欺に当たるかは意見が割れており、違法行為が確定したわけではない。
クリッパーズのオーナー、スティーブ・バルマー(マイクロソフト元最高経営責任者で、NBA有数の資産家)に対しては、再犯なら罰金だけでなくドラフト指名権の剥奪も必要だという声が出た。具体的には、回避したとされる2800万ドル(約42億円)に相当する罰金や、1巡目・2巡目指名権の没収を求める意見があるが、これはあくまでファンの処分案であり、リーグが決めた内容ではない。
巷の声
- 「2015年の25万ドルの罰金は、超富裕層にとって違反の料金表にすぎなかった。再犯なら、もっと重くしないと抑止にならない」
- 「アスピレーション関連の支払いは記録に残っている。サラリーキャップの回避はNBAの規約違反でも、直ちに刑事犯罪という話ではない」
- 「同じチームが捕まった後に、さらに複雑な方法へ進んだように見える。今回の処分では過去の経緯も考慮すべきだ」
- 「回避額が2800万ドルなら、同額の罰金に加えて、次のドラフト指名権まで失わせるくらいでないと重みがない」
用語・人名メモ
- カワイ・レナード — クリッパーズのスター選手で、得点力と守備力を兼ね備えたNBA屈指のウイング選手。
- ロサンゼルス・クリッパーズ — ロサンゼルスを本拠地とするNBAチームで、今回の契約・サラリーキャップ議論の当事者。
- スティーブ・バルマー — クリッパーズのオーナーで、マイクロソフト元CEOとして知られる資産家。
- アスピレーション — レナードをめぐるスポンサー・金融関連の取引先として名前が挙がっている企業。
- サラリーキャップ — NBAチームが選手の年俸に使える総額を制限する制度で、抜け道による実質的な上限回避が問題になる。
今後はレナードをめぐる処分の具体的内容と、リーグがクリッパーズの過去の違反歴を再犯としてどこまで重く扱うかが焦点になる。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)