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0勝42敗の四川ブルーホエールズ、CBA史上唯一の全敗シーズンに海外ファンが注目

Redditで話題

中国のプロリーグCBAで、四川ブルーホエールズが昨季0勝42敗という全敗シーズンを記録していたことがr/nbaで話題になった。祭りというより、統計サイトをたまたま覗いた人が見つけた通好みの小ネタに、珍記録の思い出話が集まったスレだ。

スレを立てたのは、Basketball Reference (バスケットボールの成績や日程を網羅した統計サイト) を眺めているうちにこの記録にたどり着いた人だ。タイトルによれば、CBA史上でシーズン全敗はこれが唯一。スレ主は、NBAの連敗記録が28連敗 (61日間) であるのに対し、ホエールズは130日以上も勝てなかったと書いている。

背景について、コメントでは次のような説明が上がった。チームは実質的に経営破綻状態で、選手には大半のシーズン、あるいはシーズン全体を通して給料が支払われなかった。それでもリーグは試合を続けさせ、選手たちは真剣にプレーしていなかったという。さらに今季からCBAに降格制度が入る、とも書かれている。ただし、これらはあくまでコメント上の説明で、材料からは裏が取れていない。

小ネタも多く出た。メッタ・ワールドピースが2014-15シーズンにこのチームでプレーし、パンダの友という異名を名乗ったという書き込みがある。チーム名は移転の産物ではなく最初からブルーホエールズで、四川の近くに海は無いのに、という指摘もあり、内陸の省でなぜクジラなのかと首をかしげる声も出た。

スレのお題は「他にバスケットボールの珍事は?」だったが、話はチームスポーツ全般に広がった。これより長い連敗は他競技にあるのかという質問には、大学フットボールの例を持ち出す人がいた。あるクレムソンのファンは、チャペルヒルの敵地で2020年まで一度も勝てず0勝59敗だったと明かし、初めて勝った瞬間の興奮は、2016年のフットボール全米制覇に次ぐ2番目だったと振り返っている。

巷の声

  • 「25連敗のあとに86-91で負けた試合は、さぞこたえただろうという声。あと一歩の惜敗がいちばん痛い、というわけだ」
  • 「内陸の省のチームなのに、なぜ名前がクジラなのかと素朴に首をかしげる人がいた」
  • 「成都への留学を考えて現地のバスケを調べたら、この成績を見つけて目を疑ったという体験談」
  • 「給料も出ないなかで、シーズンの中盤から終盤までユニフォームを着てコートに立ったことに敬意を、という声。相当つらかっただろうと同情も集まった」
  • 「クレムソンのファンは、チャペルヒルで0勝59敗から初めて勝った2020年の試合を、人生で2番目に興奮したスポーツの瞬間だと語った」

勝てない年月が長いほど、次の一勝は重くなる。0勝42敗の話から始まったスレは、そんな遠い記憶を持つファンの思い出話に落ち着いた。

用語・人名メモ

  • CBA — 中国のプロバスケットボールリーグ。NBAと並んで国際的に知られるが、運営や経営の事情はチームごとに大きく異なる。
  • 降格制度 — 成績の悪いチームが下部リーグに落とされる仕組み。NBAには無く、コメントではCBAが今季から導入すると書かれている。
  • Basketball Reference — NBAをはじめ各国リーグの成績・日程・記録を網羅した英語の統計サイト。マニアが記録探しに迷い込む場所として知られる。

巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)