中国のプロバスケリーグで昨シーズン全敗を記録したチームの話から、r/nba (北米ファンが集まる大手掲示板) で『バスケ界の珍記録』を語り合う雑談スレが立った。ニュースというより、現地ファンが盛り上がっている小ネタの部類。
話の発端は、CBA (中国のプロバスケットボールリーグ。NBA選手が移籍することもある) に所属する四川ブルーホエールズというチームが、昨シーズン42試合を戦って0勝42敗に終わったこと。CBA史上初の記録だという。
スレの補足によると、原因は勝敗以前の話で、チームが実質的に経営破綻し、シーズンの大半 (あるいは全期間) 選手への給料が支払われていなかったらしい。それでもリーグ側は『とりあえず試合には出ろ』という対応だったため、選手たちが真剣にプレーしていなかったのではないか、という見方が紹介されている。あわせて、CBAは今季から成績下位チームが下部リーグに落とされる『降格制度』を導入する予定だとも触れられている。
この話に乗って、コメント欄はNBA選手いじりに発展した。『キャム・トーマス (ネッツの得点力あるガード)、カイル・クーズマ (元レイカーズの優勝メンバーで現ウィザーズ)、ラッセル・ウェストブルック (元MVPだが近年は非効率なプレーでよくネタにされるベテランガード) を集めたチームなら四川に何勝できるか』といった具合に、実在のNBA選手を寄せ集めた『最弱チーム』を空想して盛り上がっている。
終盤では話がさらに広がり、北米の4大プロスポーツにも降格制度を導入すべきかという、やや真面目な議論にも派生している。
巷の声
- 「キャム・トーマスがそれより先に行けなきゃの話だけどな」
- 「クズマ・キャム・ラッセルで組んだら何勝できる? って考えたら笑える」
- 「その3人にラッセルの三重竹平均40%シュート成功率つけたら5勝37敗くらいはいけるかも」
- 「そこにクミンガとハーデンも足したらどうなるんだ」
- 「北米スポーツに降格制度があったら、あのマブスがルカを大事な試合でベンチに座らせたタンク事件も防げてたはずなんだけどな」
用語・人名メモ
- CBA — 中国のプロバスケットボールリーグ。NBAより下のレベルとされるが、外国人選手の受け皿にもなっている
- 四川ブルーホエールズ — 経営難で選手への給料が長期間未払いとなり、昨シーズン42戦全敗という前代未聞の記録を残したCBAのチーム
- 降格制度 (リレゲーション) — 成績下位のチームが下部リーグに落とされる仕組み。サッカーでは一般的だが、NBAを含む北米4大スポーツには存在しない
- ラッセル・ウェストブルック (Russ) — 元MVPの実績を持つベテランガード。近年はシュート効率の低さでファンにいじられがち
- カイル・クーズマ (Kuz) — 現ウィザーズ (ワシントンの弱小再建チーム) 所属のフォワード。かつてレイカーズの優勝メンバーだった
- キャム・トーマス — ネッツ所属の得点力が持ち味のガード
今季からCBAに降格制度が導入されることで、四川のような『やる気のないシーズン』が今後も許されるのか、現地の関心はそこに移りつつある。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)