有名NBAポッドキャスターが「2020年ドラフトを今の視点でやり直したら」という企画を発表し、現地ファンの間で順位を巡る議論が盛り上がっている。ニュースというより、通好みの選手評価論争。
ビル・シモンズ (NBAを中心に扱う著名なポッドキャスター、コラムニスト) が自身の番組で「2020年ドラフト再ドラフト」を発表した。これは実際の指名順ではなく、今わかっている各選手のその後の活躍を踏まえて指名順を組み直したらどうなるか、という仮想企画。発表された上位5人は、1位アンソニー・エドワーズ (ミネソタ・ティンバーウルブズのエース、当時も実際に全体1位指名だった)、2位タイリース・ハリバートン (インディアナ・ペイサーズの司令塔)、3位タイリース・マクシー (フィラデルフィア・76ersのガード)、4位デニ・アブディヤ (フォワード)、5位ラメロ・ボール (シャーロット・ホーネッツのポイントガード、当時は全体3位指名) だった。
反応で特に多かったのは、デビン・バセル (サンアントニオ・スパーズのシューティングガード) やオニェカ・オコングウ (アトランタ・ホークスのセンター) が、デズモンド・ベイン (メンフィス・グリズリーズのシューター) より上位に置かれたことへの不満。ベインは2020年のドラフトでは30位という下位指名から評価を上げてきた選手で、今シーズンの成績だけ見ればオコングウより上という声が多く、「近視眼的な評価 (recency bias、直近の印象に引っ張られる評価の歪みを指す言葉)」という批判が相次いだ。
スレはその後、話題がサディーク・ベイ (フォワード) の近況にも脱線した。デトロイト・ピストンズ出身でアトランタ・ホークスを経て、注目度の低いニューオーリンズ・ペリカンズでキャリア年 (自己最高の成績を残したシーズン) を送っていたことに、多くのファンが「知らなかった」と驚く展開になった。
巷の声
- 「バセルとオコングウをベインより上にするとか正気か?」
- 「本編ではちゃんと『こいつは反感買うぞ』って自覚した上で驚いた顔してるよ」
- 「契約の額でも考慮したのかと思ったけど、それでも筋が通らない」
- 「これもろに直近の印象に引っ張られてる評価だろ」
- 「サディーク・ベイってニューオーリンズで実は活躍してたのか、全然知らなかった」
用語・人名メモ
- ビル・シモンズ — NBAを中心に扱う著名なアメリカのポッドキャスター・コラムニスト。ファンの間で影響力が大きい
- 再ドラフト — 実際の指名順ではなく、その後の活躍を踏まえて指名順をやり直したら、という仮想の企画
- recency bias (近視眼的評価) — 直近の印象や成績に評価が引っ張られてしまう認知の歪みのこと
- デズモンド・ベイン — メンフィス・グリズリーズのシューター。2020年ドラフトでは30位という低い評価だったが後に主力に成長した選手
- オニェカ・オコングウ — アトランタ・ホークスのセンター。2020年ドラフトで上位指名されたが評価を巡って賛否がある選手
こうした「後知恵ランキング」は毎年恒例の話題で、当時低評価だった選手の再評価が進むほど今後も議論は続きそうだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)