参考動画
現地ファンの間で盛り上がっているのは新しいニュースではなく、90年代の伝説的選手マイケル・ジョーダンの2つの大記録――得点王10回とファイナルMVP6回――のどちらがより破られにくい記録かという昔語り的な論争。両方とも一度も破られていない金字塔だが、redditのスレでは「そもそも比較にならないレベルでどちらも異常」という結論に落ち着きつつある。
マイケル・ジョーダンはシカゴ・ブルズ(1990年代に6度優勝した名門)でプレーしたガードで、NBA史上最も偉大な選手の一人とされる。「得点王」はそのシーズン平均得点がリーグ1位だった選手に与えられる称号、「ファイナルMVP」は優勝を決める最終シリーズ(ファイナル)で最も活躍した選手に贈られる賞。ジョーダンはルーキーシーズンを除く出場した全シーズンで得点王になり、通算10回獲得。しかもその間の欠場試合は通算10試合未満という異常な出場の安定感付きだった。同じ期間に6回優勝し、その6回すべてでファイナルMVPも獲得している――つまりファイナルに出た試合はすべて勝ち、そのたびにMVPも自分が獲っている計算になる。
スレで比較対象に挙がるのは、得点王ではウィルト・チェンバレン(1960年代に圧倒的な得点力で暴れたセンター、7回で歴代2位)、そして現役世代ではアレン・アイバーソンやケビン・デュラント(いずれも歴代屈指の得点者とされる選手)でも4回止まり。今より選手層が薄かった時代でも突出していた記録が、得点力がインフレし続ける現代でむしろ「絶対に破られない」と評価されているのがポイント。ファイナルMVPの6回についても、6度優勝して6度ともMVPというのはファイナルで一度も負けていないことを意味し、こちらも再現性がほぼゼロと見なされている。
一方でレブロン・ジェームズ(2000年代以降のキャリアでジョーダンと並び称される選手)を推す声も一定数あるが、スレの流れとしては「レブロンは歴代2位で異論はないが、ジョーダンには別格の何かがあった」という意見が優勢。当時は新聞や雑誌でしか情報を追えなかった時代背景を懐かしむコメントも多く、ニュース性よりも「どちらの記録がより非現実的か」という懐古的な盛り上がりが今回のスレの温度感になっている。
巷の声
- 「10回はさすがにおかしい。今の得点力インフレを考えたらもう二度と破られない記録。近いのはウィルトの7回で、あとはアイバーソンとデュラントの4回ぐらいのもの」
- 「10年連続で得点王を獲りながら欠場は通算10試合未満、しかもその間に6回優勝してファイナルMVPも6回。字面だけ見たら嘘くさいけど本当に起きたこと」
- 「レブロンを推す人がいても文句はないけど、両方生で見た自分からするとやっぱりジョーダンが上。レブロンは間違いなく歴代2位だけど、ジョーダンには神がかった何かがあった」
- 「当時はジョーダンの偉業のヤバさを本当の意味で分かってなかった。新聞や雑誌、スポーツ番組で情報を集めるしかない時代であんな選手を追えたのは幸運だった」
- 「しかも毎晩明け方5時までギャンブルしながらあの成績。今の選手は夜12時を超えるだけで大騒ぎなのに」
用語・人名メモ
- マイケル・ジョーダン — 1990年代にシカゴ・ブルズで6度優勝したNBA史上最も偉大とされる選手の一人
- ブルズ — シカゴを本拠地とするチーム。ジョーダン擁する90年代に6度優勝した名門
- 得点王 — そのシーズンの平均得点がリーグ1位だった選手に贈られる称号
- ファイナルMVP — 優勝を決める最終シリーズ(ファイナル)で最も活躍した選手に贈られる賞
- ウィルト・チェンバレン — 1960年代に圧倒的な得点力で暴れたセンター。得点王7回は歴代2位の記録
- レブロン・ジェームズ — 2000年代以降のキャリアでジョーダンと並び称されることが多い選手
新しい動きがあるわけではないが、こういう「あの記録どっちがヤバいか」談義は現地ファンの間で定期的に再燃するテーマなので、また折に触れて話題になりそう。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)