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3.07ドルの古着が、チェンバレン着用のジャケットとして8万9600ドルで落札

現地報道

参考動画

古着店の山から拾われた1枚のジャケットが、1972年ファイナルでチェンバレンが着たレイカーズのものだったと判明し、競売で8万9600ドル (約1344万円) で落札された。リーグ全体の祭りではなく、通好みのほっこりした掘り出し物話だ。

APの報道によると、ジャケットを見つけたのはクイン・ブラウン。1月、オレゴン州ポートランド近郊のグッドウィル (寄付された古着を売る店) で、古着をネットで転売しているブラウンが山積みの服を眺めていたところ、別の誰かがチェンバレンの名前入りのレイカーズのジャケットを山に投げ戻すのを目にして、すぐに拾い上げたという。値段は3.07ドル (約460円)。

このジャケットは、黄色い半袖のウォームアップ (試合前に着る上着) で、1972年のNBAファイナルでチェンバレンが着用したものとされる。この年のファイナルはレイカーズがニックスを破った。チェンバレンは1959年から1973年までプレーした殿堂入り選手で、優勝は1967年のシクサーズと1972年のレイカーズの2回。競売を担当したサザビーズ (美術品やコレクションの競売で知られる会社) は「特別な記念品」と紹介し、事前の見積もりを15万ドル (約2250万円) から25万ドル (約3750万円) としていたが、48件の入札を経て、落札額は見積もりを下回った。ブラウンは「こんなものが見つかるなんて考えたこともなかった」「本当に運が良かった」と話している。

スレでは、発見の舞台になった店の話が盛り上がった。現場は「ビン」と呼ばれる、大きな箱に山積みの古着を重さで買う形式の店だと解説するファンがいて、宝探しの客が列を作り、時には揉めるほどの熱気だという。別のファンは、ビンは処分や大口売却の前の最後の段階で、暑くて人でぎっしり、友人はみな二度と行きたがらないと、現場の空気を伝えていた。

巷の声

  • 「ビンは古着を重さで買う店で、掘り出し物を狙う人が並び、殴り合いになることもあるという。この話は、そんな場所から出てきたのが一番面白いというファンの解説。」
  • 「山に投げ戻した張本人は、あとで3ドルのジャケットだったと知ったら一生悪夢を見るだろう、という声。」
  • 「着ていたのが「ただの人」というだけで10万ドル近く払うのかと、冷めた目で見るファンもいた。」
  • 「面白い話だが、転売目的で古着店を漁る人は古着店の趣旨に反していて好きになれない、という批判もあった。」
  • 「それでも驚きの掘り出し物とはいえ、当初の想定額は25万ドル (約3750万円) だったので大きく外れた、と落札額に注目する指摘もあった。」

一度は山に投げ戻されたジャケットが、最後はサザビーズの目録に載って8万9600ドルの値がついた。3.07ドルの拾い物としては、出来すぎたオチだ。

用語・人名メモ

  • サザビーズ — 美術品やコレクションの競売で知られる競売会社。今回のジャケットの競売を担当した。
  • ウィルト・チェンバレン — 1959年から1973年までプレーした殿堂入り選手で、リーグ史上屈指の名選手とされる。優勝は1967年のシクサーズと1972年のレイカーズの2回。
  • ビン — スレで語られた、山積みの古着を重さで買う形式の店。処分や大口売却の前の最後の段階で、宝探しの客で混み合うという。
  • ニックス — ニューヨークのチーム。1972年のファイナルでレイカーズに敗れた。

巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)