「NBAファンが自分に言い聞かせている一番の嘘、あるいは一番認めたくない真実は?」という問いかけスレ。ニュースではなく、各チームのファンが自分の若手を実力以上に贔屓目で見てしまう「あるある」を、実例を挙げて笑い合う通好みの雑談スレ。
スレの一番人気の答えはシンプルで、「どのチームのファンも自分のところの若手をとんでもなく過大評価する」というもの。特に「このロールプレイヤーだけは絶対トレードに出すな」という空気は、どのファンダムにも共通して見られると多くの住民が同意している。
具体例として一番盛り上がったのがウォリアーズの話。ジョナサン・クミンガ(ウォリアーズの若手フォワード。将来性への期待と実績のギャップで評価が割れ続けている選手)を、パスカル・シアカム(得点力のあるベテランフォワード)やOG・アヌノビー(守備に定評のあるフォワード、当時レイプターズ在籍)とのトレードに含めることをウォリアーズファンが頑なに拒んだ、という話に「あれは越えたくない一線だった」と当時を振り返るコメントが集まった。あるユーザーは、2023年にOG・アヌノビーの獲得を見送ったことは、2020年のジェームズ・ワイズマン指名(全体2位指名も伸び悩み、ウォリアーズの外れドラフトの象徴とされる選手)よりも痛い判断だった、とまで書いている。
レイプターズ(トロントの東地区チーム)ファンからも似た話が出た。かつてケビン・デュラント(得点力トップクラスのスーパースター、当時ネッツ在籍)のトレード交渉の噂があった際、ファンの一人が「プレシャス・アチュワ(当時レイプターズの控えフォワード)だけは絶対に交渉に含めさせない」と本気で言い張っていた、というエピソード。誰の目にも決して主力級ではなかった選手を「価値が高すぎる」と信じ込んでしまう、というのがこのスレの核心のネタになっている。
一方で「それがファンでいることの醍醐味だろう」という反論も支持を集めた。先進スタッツのEPM(Estimated Plus-Minus、選手の総合的な貢献度を数値化した指標)が悪くても、若手が見せるプレーの片鱗にワクワクするのがファン心理だ、という意見だ。ただしスレの締めでは、高齢・高年俸で成績が伸びない選手を必要以上に叩く「逆方向の贔屓目」もある、という指摘も出ており、話は一方向の美化だけでは終わっていない。
巷の声
- 「うちのファンダムにもDylan Cardwellが実質Jalen Duren(デトロイトの若手センター)の9割だから要らないとか言ってる人いるからな」
- 「キャブス(クリーブランド)のスレ見てみろよ、Dean Wadeのこと全盛期のダーク・ノビツキーかケビン・ガーネットみたいに語ってるぞ」
- 「あと1年あればPoku(サンダーの長身フォワード、アレクセイ・ポクシェフスキー)はKDになってたって、マジで信じてる」
- 「正直これは擁護する、ファンでいる意味って自分のチームの選手を信じることだろ。先進スタッツが微妙でも、若手が良いプレー見せたらワクワクするもんだ」
- 「Josh Primo(元スパーズの若手)は本物だ、絶対化ける。Luka Samanicも化ける。Malaki Branhamも3レベルで点取れる本物のスコアラーだ!!」
用語・人名メモ
- ジョナサン・クミンガ — ウォリアーズの若手フォワード。潜在能力への期待と実績のギャップを巡って評価が割れ続けている選手
- ジェームズ・ワイズマン — 2020年ドラフト全体2位でウォリアーズが指名したが伸び悩み、球団史上の外れドラフトの象徴とされる選手
- OG・アヌノビー — 守備に定評のあるフォワード。当時レイプターズ在籍、現在はニックス
- ケビン・デュラント(KD) — 得点力トップクラスのスーパースター。過去に複数回、移籍の噂の中心になってきた選手
- アレクセイ・ポクシェフスキー(Poku) — サンダー(オクラホマシティ)の長身フォワード。伸びしろへの期待が長年語られている選手
- EPM — Estimated Plus-Minusの略。選手が試合にどれだけ貢献しているかを数値化する先進スタッツの一つ
移籍期になればまた「ウチの若手は渡さない」論争が別のチームで再燃しそうだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)