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「もしレブロンの軌跡でカリー型なら」現地の空想論争

Redditで話題

実際に起きたトレードや契約の話ではなく、r/nbaで盛り上がっている思考実験系のスレッド。「ある選手がレブロン・ジェームズ (現役屈指のスター、キャリア通算得点1位) と全く同じ出場試合数・年数のキャリアを歩みながら、実際はステフィン・カリー (ウォリアーズのスター、3ポイントシュートでリーグの戦術を変えた選手) のように3ポイントを主体にプレーしていたら」という架空の設定を巡って、通好みのファンたちが数字を突き合わせて盛り上がっている。

スレで提示されている架空のキャリア成績は、シーズン平均が34得点9リバウンド10アシスト、あるいは36得点7リバウンド8アシストという水準。これは実在の選手でもトップ中のトップにしか出せない数字で、レブロン級の万能さを持ちながら得点力も飛び抜けている、という設定になっている。それでいて通算3ポイント成功数は6,272本という架空の数字で、これは実在の歴代記録を大きく上回る規模。

反応の中心はこの架空選手の「レガシー論争」の中身。チームが73勝9敗 (2015-16シーズンにウォリアーズが達成した当時のNBA史上最多勝記録) を挙げた年に、カリーが史上初の全会一致MVP (投票者全員が1位票を入れたMVP、それだけ圧倒的なシーズンだったという意味) を獲得したにもかかわらず、ファイナルで3勝1敗のリードを守れず逆転優勝を許した、という設定が盛り込まれている。ファイナルMVP (優勝チームの中で最も活躍した選手に贈られる賞) を一度も取れないままリングを2つ手にした、という筋書きも議論の火種になっている。

もう一つの盛り上がりどころは、20歳前後での3ポイントの伸び方。反応では実在のルーキー、コン・ニューペル (2024年ドラフトでシャーロット・ホーネッツ入りした若手シューター) の数字が引き合いに出され、20歳のシーズンで3ポイント成功数が171本から273本 (成功率42.5%) へ跳ね上がった急成長ぶりが「本物」と評されている。21歳になる前に495本を沈めたペースは、カリーが24歳までに積んだ372本を上回る計算で、世代が進むほど3ポイントを撃つ量そのものが変わってきていることの裏付けとして話題になっている。

巷の声

  • 「この人のレガシー論争、地獄みたいに荒れそう。MVPなしの34/9/10と36/7/8、73勝9敗チームが全会一致MVPの年に3-1から逆転負け、リングを2つ取った年にファイナルMVPなし、しかもカリーの2022年のリングの方がまだ説得力あるまである」
  • 「3ポイント6000本超えなのにレブロンに次ぐ得点2位って地味に笑える」
  • 「得点でレブロンに次ぐ2位なのは実はそんなに驚きじゃない。レブロンと同じ年数を戦えば3ポイントは多めに打っても、シーズンの大半はレブロンより得点力は落ちるはず」
  • 「この記録を破るにはとんでもない選手が必要で、しかもレブロンはまだ現役だからハードルはさらに上がる」
  • 「大きな怪我なし、複数回の全盛期、時代の変化に合わせて進化し続けて40歳まで トップ10割れなし、できるだけ若くしてリーグ入り……これは本人にもコントロールできない部分がある。もしリーグがまたディフェンス重視・低スコアの流れに戻ったら、この記録自体が出せなくなるかもしれない」

用語・人名メモ

  • レブロン・ジェームズ — キャリア通算得点でNBA歴代1位に立つ現役スター。息の長さと万能さで比較対象の基準にされることが多い
  • スティーブン・カリー — ウォリアーズのスター。3ポイントシュートの精度と量でリーグ全体の戦術トレンドを変えた選手
  • 73勝9敗のウォリアーズ — 2015-16シーズンのウォリアーズが達成した、当時のNBA史上最多レギュラーシーズン勝利記録。同シーズンのファイナルで3勝1敗のリードを守れず逆転優勝を許した
  • 全会一致MVP — MVP投票で投票者全員が1位票を入れること。2015-16のカリーが史上初の達成者
  • ファイナルMVP — NBAファイナル(優勝決定シリーズ)で最も活躍した選手に贈られる賞。優勝しても必ずしも自チームの選手が獲得するとは限らない
  • コン・ニューペル — 2024年ドラフトでシャーロット・ホーネッツ入りした若手シューター。ルーキーながら急成長した3ポイントの伸びが話題になっている

実在の選手の記録更新ではなく空想上の議論だが、コン・ニューペルのような若手の急成長ぶりが引き合いに出されるあたり、現行世代の3ポイント文化そのものへの関心の高さがうかがえる。

巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)