レブロン・ジェームズと若手時代のライバル話で盛り上がるはずが、コメント欄でAIが作った架空の試合記録が発覚し、現地ファンの間でAI不信の話題に脱線した、通好みの小ネタ。
発端は軽いやり取りだった。ティム・ハーダウェイ・ジュニア (現役の選手で、父も名の知れたNBA選手だった2世) が「もし自分が3歳若かったらレブロン・ジェームズ (高校卒業後すぐNBA入りし、20年以上リーグの頂点に君臨し続けているスーパースター) にダンクを決めていたのに」と発言し、それに対してレブロンが「じゃあ俺が3歳若かったらどうなってたと思う?」と切り返したというだけの話だった。
コメント欄では、レブロンが現役時代にハーダウェイ・ジュニアの父であるティム・ハーダウェイ・シニア (90年代に活躍した名ポイントガードで、独特なドリブル技術で知られる) と実際に対戦していたことが話題になった。ところがそこで誰かが「2003年11月15日、キャバリアーズ対ペイサーズ戦でレブロンが23得点、ハーダウェイ・シニアが2得点だった」という具体的な記録を持ち出したが、これは実在しない試合の完全な作り話だったことが判明した。基本的な試合記録すら架空のものを出してくる、というオチである。
この一件をきっかけに、現地ファンの間ではAI (LLM=大規模言語モデル) にスポーツの過去データを聞くことへの不信感が噴出した。特にGoogle検索のAI要約を「情報源」として持ち出す人がいるが、実際には最ももっともらしそうな作り話を拾ってきているだけ、という指摘が相次いだ。10年以上前の記録になると、AIは平気で存在しないシーズンやスタッツをでっち上げる、という体験談も多く出ていた。
巷の声
- 「レブロンが選手時代にハーダウェイ父と対戦してたのに、今は息子とベテラン同士でこんな軽口を叩き合ってるとはしみじみする」
- 「ハーダウェイ父って2003年シーズン限りで引退してなかったっけ、と思ったら案の定その試合自体が存在しなかった」
- 「これを最後にスポーツの話でAIを信用するのはやめる。もう何回騙されたか分からない」
- 「『AI』って呼ぶのをやめて『LLM』って呼べば、みんなここまで鵜呑みにしなくなる気がする」
- 「Google検索のAI要約を根拠として持ち出してくる人がたまにいるけど、大体一番でたらめな内容を拾ってきてるだけなんだよな」
用語・人名メモ
- ティム・ハーダウェイ・ジュニア — 現役のガード/フォワードで、父も名の知れたNBA選手だった2世選手
- ティム・ハーダウェイ・シニア — 90年代に活躍した名ポイントガード。独特なクロスオーバードリブルで知られる
- レブロン・ジェームズ — 高校卒業後すぐNBA入りし、20年以上リーグ屈指のスター選手であり続けている選手
- basketball-reference — NBAの試合記録・スタッツを網羅した信頼性の高いデータベースサイト
- LLM (大規模言語モデル) — ChatGPTやGoogleのAI要約などに使われる文章生成AI。人間らしい文章は作れるが事実確認機能はなく、間違った情報を堂々と語ることがある
AIが生成した試合記録や数字を見かけたら、まず basketball-reference のような一次資料で裏を取る癖をつけたいところだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)