開幕前恒例、30チームそれぞれの「今季うまくいけばここまで行ける」を一言でまとめる投稿がRedditで盛り上がった。話題の中心は内容そのものより「今年はイジられ役のオチ枠チームがなかった」という点。通好みの小ネタ的な盛り上がり方をしている。
NBAのオフシーズンには、開幕前に各チームの「シーズンの天井 (ceiling、うまくいった場合の最高到達点)」を一言ずつ予想してまとめる投稿が定番としてある。こうした企画では例年、優勝候補級の強豪だけでなく、再建中の弱小チームにも自虐的な一言オチが割り当てられることが多い。今回話題になったのは、その「オチ枠」がどのチームにも用意されていなかったこと。読者はキングス (カリフォルニア州サクラメントの中堅チーム、近年は毎年プレーオフ争いのボーダーライン) やグリズリーズ (テネシー州メンフィスのチーム) あたりがイジられるだろうと予想して読み進めたが、拍子抜けした、という反応が相次いだ。
この投稿とは別に、コメント欄ではルーキー (新人選手) 評価のあり方についても盛り上がりを見せている。新人の将来性を語る際、「ベストケースシナリオは○○」という形で既存選手と比較するのが定番だが、いつも無難な比較 (ジェイレン・ジャクソンJr = 堅実なディフェンス型パワーフォワード、程度) に落ち着きがちだという不満がジョーク交じりで語られた。せっかくなら殿堂入り確実級のケビン・ガーネット (2000年代を代表する伝説的パワーフォワード) にまで振り切ってほしい、という声が出ている。
さらに派生したネタとして、今シーズンの新人であるブレイデン・バリーズとネイト・アメントの2人を、それぞれジュルー・ホリデー (堅実な守備とパスで知られるオールスターガード) とケビン・デュラント (歴代屈指の得点力を誇るスーパースター) の再来だと本気半分で言い張るコメントも支持を集めた。まだ実績のない新人に対する、ファンならではの気の早い期待の込め方といえる。
巷の声
- 「オチが無いのがオチ、という構成だった」
- 「最初キングスがイジられ枠だと思って読んでた」
- 「ペリカンズが戦力充実で、リーグの他チームがヤバいことになってる」
- 「ルーキー評はいつも『ベストケースはジェイレン・ジャクソンJr』みたいな無難な比較ばかり。なぜケビン・ガーネットまで振り切らないんだ」
- 「バリーズとアメントは次のホリデーとKDだと俺は言い続ける、誰に何と言われようと」
用語・人名メモ
- 天井 (ceiling) — そのチームや選手がシーズン中に最大限うまくいった場合に到達できる最高到達点を指すファン用語
- キングス — カリフォルニア州サクラメントのチーム。近年はプレーオフ争いのボーダーライン常連
- グリズリーズ — テネシー州メンフィスのチーム
- ジェイレン・ジャクソンJr — メンフィス・グリズリーズの堅実なディフェンス型パワーフォワード。ルーキー評価の比較対象としてよく使われる
- ケビン・ガーネット — 2000年代を代表する殿堂入りのスーパースター・パワーフォワード。圧倒的な運動能力とディフェンス力で知られる
- ジュルー・ホリデー — 堅実な守備とパスセンスで評価される実力派ガード。複数チームで優勝経験がある
開幕が近づくにつれ、各チームの「天井」予想が実際にどこまで現実味を帯びるか答え合わせが始まる。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)