当時ポートランド・トレイルブレイザーズのスターだったデイミアン・リラードが、プレーオフのシリーズ第6戦で残り0.9秒からブザービーターの3点シュートを沈め、ヒューストン・ロケッツをシリーズ敗退に追い込んだ。何年経っても語り継がれる、現地ファンにとって別格の一撃。
舞台はNBAプレーオフ1回戦の第6戦。負ければシリーズ終了という状況で、ポートランドは残り0.9秒、逆転を狙う最後の1本を託されたのがポイントガードのデイミアン・リラードだった。リラードは長距離からの3点シュートを得意とする選手で、土壇場での勝負強さでも知られる。結果はブザーと同時に沈む会心の3点シュートで、そのままシリーズ勝利が決まった。0.9秒という数字は「パスを受けてから打つまでの猶予がほぼゼロ」に近い時間で、通常なら差し込む余地すらない場面だったことを意味する。
反応で盛り上がっているのは、ロケッツ側のディフェンスの崩壊ぶりだ。当時のロケッツにはジェームズ・ハーデン(得点力の高いスコアラーとして知られるスター選手)、パトリック・ベバリー(しつこいマークで相手を苦しめるタイプのガード)、チャンドラー・パーソンズ(184cm超のリラードより頭一つ大きい206cm級のフォワード)がいたが、土壇場のスイッチ(誰が誰をマークするかの受け渡し)の意思疎通が崩れ、本来リラードを潰すべき場面で誰もチェックに来られなかったと指摘されている。スクリーン(味方が壁になってマークを外させるプレー)すら使われていなかったのに対応が遅れた、という分析も出ている。
現地ファンのコメントからは、この一撃がポートランドというチームの「もしも」を象徴する瞬間としても語られている様子がうかがえる。この後リラードの相棒だったベテランガードが大怪我で離脱し、そこからチームの歯車が狂っていったという振り返りや、フランチャイズの補強・経営判断への不満、さらには近年のオーナーの姿勢(チーム本拠地の移転検討など)への不満も併せて語られており、単なる名場面以上に、ポートランドというチームの浮き沈みの起点として記憶されていることが伝わってくる。
巷の声
- 「スタイル込みで歴代でも一番好きな選手」
- 「3点シューター系スター選手の中では一番好き。シュートの一本一本に電気が走ってる感じがある」
- 「一番好きな選手。もっと強いチームに行ってたら、って今でもよく考える」
- 「ロサンゼルスへの移籍話が流れて何も見返りが無かった時期がキツかった。仕方なく立て直してCJを獲得したけど、うちはビッグネームのFA獲得なんて一生無理。ようやくまともなGMが来て良いチームになったと思ったら、今度はチームを他所に動かそうとしてる貧乏オーナーが来た」
- 「相棒の怪我で全部狂った。ブレイザーズの負傷史の中でも上位に入る痛手」
用語・人名メモ
- デイミアン・リラード(デイム) — 当時ポートランド・トレイルブレイザーズの司令塔で、長距離シュートと土壇場の勝負強さで知られるスター選手
- ヒューストン・ロケッツ — この試合で敗れた相手チーム。当時から得点力の高い攻撃的なチームとして知られる
- ジェームズ・ハーデン — 当時ロケッツのエーススコアラー。後にリーグを代表する得点王の一人になった選手
- パトリック・ベバリー(パット・ベブ) — しつこいディフェンスで相手を苦しめることで知られるガード
- チャンドラー・パーソンズ — 206cm級の長身フォワード。この場面ではリラードのマークに絡んだが対応が間に合わなかった
- スイッチ — スクリーンを使われた際に、味方同士でマークする相手を入れ替える守備の連携プレー
この一本は今もポートランドのファンの間で「あの時の光」として語り継がれている。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)