NBA本戦のオフシーズンに若手やルーキーが経験を積むために開催される「サマーリーグ」の一戦で、メンフィス・グリズリーズがアトランタ・ホークスを相手に第1クォーター終了時点で32対2という記録的な大差をつけた。本戦なら考えられないスコアに、現地ファンは驚きと自虐半分で盛り上がっている。
舞台はサマーリーグ。NBAの公式戦とは別枠で、毎年7月に開催される若手・新人向けの育成目的の興行で、各球団の主力はほぼ出場しない。その中でグリズリーズがホークス相手に序盤21対0のランを決め、ホークスがようやく1本ゴールを決めた時点でも21対2、そのまま第1クォーターを32対2で終える展開になった。フィールドゴール成功率などで見ても通常の試合ではまず起こり得ない差で、反応の多くが「歴史的なラン」と驚いていた。
現地の反応で目立ったのは、スコア差そのものよりホークスの起用法への不満だった。あるファンは、ドラフトで指名された期待の新人であるキングストン・フレミングス(ホークスが今年獲得したガード)やアーサ・ニューウェル(同じく新人フォワード)を本戦相手の強い選手と対戦させず経験を積ませるどころか、Gリーグ(NBA傘下の下部リーグ)所属の無名選手を大量に起用してこの惨敗を招いたと批判していた。皮肉として「無名選手ばかり相手にする2Kのゲーム内自動生成キャラのような相手を、無名の控え選手が一人で無双しているのを見せられている」という趣旨のコメントもあった。
ホークス自体は今シーズン本戦でプレイイン(プレーオフ出場権をかけた敗者復活戦)で敗退しており、コメントの一つはその「たった2か月ぶりにまたがっかりさせられた」という自虐だった。サマーリーグはあくまで育成目的で順位や結果自体に大きな意味はないが、有望株の起用法を巡るファンの不満は本戦のフロントオフィス評価にもつながる話題として盛り上がっている。
巷の声
- 「まさかプレイイン敗退からたった2か月でまたホークスにがっかりさせられるとは思わなかった」
- 「ホークスざまあ、うちなんて昨日4点しか取れなかったのに」
- 「21対0からようやく1本決めたのが精一杯だったらしい」
- 「インドネシア対オマーンの女子バスケの試合みたい(実力差が大きすぎる国際試合の例え)」
- 「期待の新人を強い相手と戦わせて経験を積ませるどころか、Gリーグの無名選手をたくさん出してこの結果。本末転倒すぎる」
用語・人名メモ
- サマーリーグ — 毎年7月にラスベガス等で開催されるNBAのオフシーズン興行。主力は出場せず、ルーキーや若手の力試しの場になる
- メンフィス・グリズリーズ — テネシー州メンフィスを本拠地とするNBAチーム
- アトランタ・ホークス — ジョージア州アトランタを本拠地とするNBAチーム。今シーズンはプレイインで敗退している
- プレイイン — レギュラーシーズン下位チーム同士でプレーオフ出場権をかけて争う敗者復活戦形式の試合
- Gリーグ — NBA傘下の下部育成リーグ。NBA契約に至らない選手やドラフト外の選手が多く所属する
- フィールドゴール成功率 — シュートを試みた回数のうち何本決まったかの割合。試合の出来を測る基本指標の一つ
サマーリーグはまだ続くため、次の試合でホークスの若手起用がどう変わるかに注目が集まりそうだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)