サマーリーグの優勝がかかった一戦、リング下で2回連続のシュートを外しながらも3投目をねじ込んでand-1を決めた場面が話題になっている。派手さより泥臭さが光る、通好みの一幕。
主役はカメロン・ブージャー。元NBA選手カルロス・ブージャーの息子で、高校時代から全米屈指の評価を受けていた大型フォワードだ。今回はサマーリーグ (NBAが7月に開く若手・新人向けの育成リーグで、シーズン成績には影響しないが評価材料になる) の優勝がかかった試合で、リング下からのシュートを2回連続で外しながらも、自分でこぼれ球を拾い直し、3投目をねじ込んだ。しかも相手のファウルを受けての得点、いわゆるand-1 (シュートを決めつつファウルをもらい、フリースロー1本が追加されるプレー) となり、この得点でグリズリーズの勝利とサマーリーグ優勝が決まった。ブージャー本人の誕生日の出来事だったという。
スマートさより粘り強さが目立つプレーで、現地ファンからは「メンフィスらしい」という反応が多く見られた。というのも、こういうこぼれ球を執念で押し込むスタイルは、かつてグリズリーズで愛されたザック・ランドルフ (愛称Zボー、泥臭いリバウンド争いとゴール下の粘りで人気があった元NBA選手) を思い起こさせるからだ。3回もチャレンジしてようやく決めた形ではあるが、その分こぼれ球を2回拾い直している=リバウンドも稼いでいるわけで、結果オーライな一幕として楽しまれている。
グリズリーズは近年主力の離脱が続き苦しいシーズンが多いチームで、ファンの間では「良いニュースに飢えている」という声も見られた。プレーの完成度そのものより、誕生日にチームを勝たせた選手というストーリー性が反応を呼んだ形だ。
巷の声
- 「メンフィスではああいうプレーを『Zバウンド』って呼ぶんだ。Zボー (ザック・ランドルフ) がよくやってたやつ。ついでにリバウンドも稼げて一石二鳥じゃん(笑)」
- 「てっきり別のグリズリーズのビッグマン (元・高校No.1プレーヤー) の話かと思った。あっちは『ただ背が高いだけ』ってよく言われるけど」
- 「メンフィスには良いニュースが必要だったんだよ」
用語・人名メモ
- カメロン・ブージャー — 元NBA選手カルロス・ブージャーの息子で、高校時代から全米屈指の評価を受けていた大型フォワード
- サマーリーグ — NBAが7月に開催する若手・新人向けの実戦形式の育成リーグ。シーズン成績には影響しないが選手評価の材料になる
- グリズリーズ — メンフィスを本拠地とするNBAチーム。近年は主力の離脱が続き苦しいシーズンが多い
- and-1 — シュートを決めながら相手のファウルを受けること。得点に加えてフリースロー1本が追加される
- ザック・ランドルフ (Zボー) — かつてグリズリーズで活躍した元NBA選手。泥臭いリバウンド奪取と粘り強いゴール下プレーで地元ファンに愛された
サマーリーグでの評価がそのまま今後の出場機会に直結するかは未知数だが、粘り強さを見せたこの一幕はブージャーへの期待値をひとつ押し上げそうだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)