キャバリアーズと契約したジェームズ・ハーデンが、ペイトン・ワトソンの獲得でも勧誘役を務めていたと、ESPN のシャムズ・シャラニア記者が報じた。両選手は数日違いでキャバリアーズと契約した。
heavy.com によると、キャバリアーズはレブロン・ジェームズを地元のチームへ呼び戻すことはできなかった。ハーデンは4230万ドル (約63億4500万円) のプレーヤーオプションを行使せず、3年9700万ドル (約145億5000万円) の新契約でキャバリアーズに残った。ワトソンはナゲッツとキャバリアーズ、ほか3チームが絡むサイン・アンド・トレードで加わり、4年8800万ドル (約132億円) で契約した。先発は、ハーデン、ドノバン・ミッチェル、エバン・モーブリー、ジャレット・アレン、ワトソンの5人になる見通しだ。
シャラニア記者の報道によると、キャバリアーズはハーデンに、年俸を下げた3年契約を結んでもらう必要があった。チーム総年俸をファーストエプロンとセカンドエプロンの下に収めるためで、ワトソンを獲得するトレードの時間を確保する狙いもあった。ハーデンは年俸を抑えただけでなく、ワトソンと連絡を取り続けてクリーブランド行きを後押ししたという。ハーデンにとってキャバリアーズは、17年のキャリアで6チーム目となる。通算得点は2万9339で歴代9位。17シーズンすべてでプレーオフに進出しており、これは現役選手で最長の記録だ。
ワトソンは23歳で、2022年のドラフト全体30位指名の選手。昨季は1試合平均14.6得点、4.9リバウンド、2.1アシスト、0.9スティール、1.5本の3ポイント成功がいずれもキャリアハイだった。ほかに1.1ブロックを記録し、フィールドゴール成功率は49.1%だった。ただ、2月に左ハムストリングのグレード2の損傷を負い、3月に復帰を試みたものの再び離脱して、そのままシーズンを終えた。プレーオフも欠場している。
キャバリアーズは、2018年以来となる NBA ファイナル進出を目指している。
用語・人名メモ
- サイン・アンド・トレード — 選手がいまのチームと契約を結んだうえで、その契約ごと別のチームへ移籍させる方式。
- エプロン (ファースト・セカンド) — チームの総年俸に設けられた基準線で、超えると補強面などに制限がかかる。
- プレーヤーオプション — 契約の最終年を続けるかどうかを、選手側が選べる権利。ハーデンはこれを行使しなかった。
- NBA ファイナル — シーズンの最後に行われる優勝決定シリーズ。キャバリアーズは2015年から2018年まで4年連続で進出し、2016年に優勝した。
出典: heavy.com