Sports Illustrated は、マイアミ・ヒートのニコラ・ヨビッチが不振だった昨季を経て、アデトクンボ加入後のチームでどんな役割を担えるかを論じた。ヒートは現時点で契約を動かす考えはないとみられる。
Sports Illustrated によると、ヨビッチは2022年のドラフト1巡目でヒートが指名した選手で、もともと育成が前提だった。2年前には飛躍候補とみられ、セルビア代表での活躍もあって、シックスマン賞 (控え選手の最優秀賞) の早い段階の候補にも挙げられていた。ところが昨季は自信を失い、不振に陥ったという。3ポイントの成功率は昨季26.9%で、その前の2年間は37.1%と39.9%だった。ヒートは6240万ドル (約93億6000万円) の契約延長を結んでおり、将来を疑問視する声が出ている。
同記事は、アデトクンボの加入でロスターの柔軟性が大きく下がったと指摘する。ヨビッチの契約を動かして他の選手を獲る余地を作るとの憶測はあるが、ヒートは今のところそうする考えはないようだと伝えた。そのため、自分で貢献の道を見つける必要があるという。筆者は、ヨビッチは大型の選手が少ないロスターで高さを足せること、ボールを扱う力があること、3ポイントを決められる時があることを強みに挙げた。
記事には別の見方も紹介されている。ひとつは、今季の復調はあり得るが長期的にはヒートに合わないとして、延長契約が将来のトレード材料になりうるとする見方だ。もうひとつは、球団内にはまだヨビッチを信じる声があり、昨季のジャケス・ジュニアのような復調を期待しているとする見方だ。後者は、4人目のビッグマン (大型の選手) としてボビー・ポーティスとともに価値があるとし、スポールストラ HC がどこまでヨビッチを信頼するかが問われるとも指摘した。
ヒートがヨビッチの契約を動かす考えは今のところないとみられ、出場機会をつかめるかどうかは本人の側に委ねられている。
用語・人名メモ
- シックスマン賞 — 先発ではなく控えで出場した選手のうち、最も活躍した選手に贈られるシーズンの個人賞。
- 契約延長 — 選手と球団が、現在の契約とは別に、契約期間や金額を新たに取り決めること。
- 3ポイント成功率 — 3ポイントラインの外から打ったシュートのうち、決まった割合のこと。
- ジェイミー・ジャケス・ジュニア — ヒートに所属するフォワードで、記事では昨季に復調した例として名前が挙がっている。