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NBA、クリッパーズに1巡目指名権5つ剥奪の処分 キャップ回避の調査で

Pippen Ain't Easy

NBA は水曜、サラリーキャップ回避の疑いに関する調査を受け、ロサンゼルス・クリッパーズに処分を科した。最も重い内容は、2029年から2033年までの1巡目指名権5つの剥奪だ。

ESPN のシャムス・シャラニアによると、処分にはオーナーのスティーブ・バルマー、フロント責任者のローレンス・フランク、ビジネス運営部門の社長ジリアン・ザッカーへのサスペンションも含まれる。サスペンションの期間は材料には示されていない。調査にはフォワードのカワイ・レナードが関わるとされ、レナードはラプターズへのトレードが成立前の状態だった。サラリーキャップとは、チームが選手に払える年俸総額の上限を定めたリーグのルールで、その回避が疑われた形だ。

The Stein Line のジェイク・フィッシャーによると、このトレードでクリッパーズはガードのグラディ・ディックとフォワードのブランドン・イングラムのほか、保護なしの1巡目指名権2つ (2031年、2033年)、2027年の1巡目指名権の入れ替え、2巡目指名権2つ (2030年、2033年) を受け取る。保護なしとは、順位にかかわらず指名権が相手に渡る条件のことだ。Pippen Ain't Easy は、これがクリッパーズにとって処分の影響を一部相殺する機会になるとみている。なお ESPN のロスターでは現在、レナードはラプターズ、ディックとイングラムはクリッパーズの所属と記載されている。

Pippen Ain't Easy は、指名権が減ることに加え、ポール・ジョージやジェームズ・ハーデンら高年俸のベテランを手放してきたクリッパーズが、指名権を集めるためトレード市場で積極的に動く動機を持つと論じている。同メディアは、ブライソン・グラハムが率いるシカゴ・ブルズのフロントとの競合になるとし、グラハムは長期の負担を避けて短期の柔軟性を重んじる方針で、今オフに指名権を増やすトレードを実行していないと指摘した。クリッパーズが差し出せる駒としてダリアス・ガーランドとイングラムを挙げ、ブルズの近い材料は33歳のノーマン・パウエルとジョシュ・ギディーだとしている。

ブルズは今回の2026年オフに、指名権を増やすトレードをまだ実行していない。

用語・人名メモ

  • サラリーキャップ回避 — NBA にはチームが選手に払える年俸総額の上限があり、それを実質的に超える形で支払う行為を指す。
  • 1巡目指名権 — 新人選手を選ぶドラフトの1巡目で指名できる権利で、チーム間で譲渡できる。
  • 指名権のスワップ — 2チームが、ある年の指名権の順位を入れ替える取り決めのこと。
  • ブライソン・グラハム — この記事ではブルズのフロントを率いる人物として扱われており、今オフがブルズでの最初のオフシーズンとされている。

出典: Pippen Ain't Easy