ウォリアーズのステフィン・カリー (38) が、自身5度目で最後になる可能性が高い契約延長の資格を得る。Yahoo Sportsが伝えた記事は、この契約がチームの今後の編成の幅を左右すると分析している。
記事によると、カリーは2026-27シーズンを年俸6250万ドル (93億7500万円) でプレーする。延長契約は最大2年1億3670万ドル (205億500万円) まで結べる。NBAの労使協定にある「オーバー38」というルールにより、現時点では2028-29シーズンを超える延長契約は結べない。延長を結ばない場合は、新たに最大3年・総額2億700万ドル (310億5000万円) の契約を結べるとESPNのボビー・マークスは説明した。ただ、その場合は42歳までのプレーになる。匿名のあるエージェントは、3年ではなく2年程度が妥当との見方を示した。カリーと球団のどちらも、交渉に問題が生じるとは公に示していない。マイク・ダンリービーGMは8月上旬、カリーが現役生活をウォリアーズで終えたい意向だと語った。契約はこれから2027年6月までのどこかで結ばれる。
チームの状況も整理されている。2018年から2022年に指名した1巡目の6人のうち、ウォリアーズに残るのはモーゼス・ムーディだけで、ほかは他球団に移ったかリーグを離れた。2027-28シーズン分の契約済み年俸の合計は30球団で最も少ない一方、キャップホール (自チームの将来のFA選手のために見込まれる金額) の合計は最も多い。ジミー・バトラー、ドレイモンド・グリーン、ブランディン・ポジェムスキーはいずれもFAになる予定で、ダンリービーGMは8月上旬、ポジェムスキーの延長を望むと述べている。記事は、カリーの高額契約が主力の残留や新戦力の補強を圧迫しうると指摘した。
契約額を抑える前例として、記事はジェイレン・ブランソンを挙げた。2024年に今後の年俸に比べて安めの延長契約を結び、ニックスはその後NBAタイトルを獲得した。ダーク・ノビツキーとティム・ダンカンも、複数回減俸を受け入れたという。カリーは2025-26シーズンに膝蓋大腿疼痛症候群 (ランナーズニー) で約2か月欠場した。7月には膝への対策を尽くしていると語っている。アナハイム・ダックスのチームドクターであるケントン・フィベル医師は、契約の長さを考える際に考慮すべき要素だと述べた。
カリーが2027年6月までにどのような延長契約を結ぶかが、ウォリアーズの編成の幅を左右するとマークスは述べている。
用語・人名メモ
- オーバー38ルール — 記事によれば、このルールにより38歳のカリーは、2028-29シーズンを超える延長契約を結べない。
- キャップホール — 自チームの将来のFA選手のために見込まれる金額のことで、ウォリアーズはこの合計が最も多いと記事は伝えている。
- 膝蓋大腿疼痛症候群 — ランナーズニーとも呼ばれる膝の痛みの診断名で、カリーは2025-26シーズンにこれで約2か月欠場した。
- ボビー・マークス — ESPNのNBAフロントオフィス担当のインサイダーで、元ネッツのアシスタントGM。労使協定に詳しい人物として取材を受けた。
出典: Yahoo Sports