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ロケッツ史上最悪の指名か、SIが2012年のロイス・ホワイトを回顧

Sports Illustrated

Sports Illustrated が、ロケッツの歴代ドラフト指名のうち最も悔やまれる例として、2012年全体16位のロイス・ホワイトを取り上げた。ホワイトはロケッツでNBAの試合に出ないまま、翌夏に移籍した。

Sports Illustrated によると、ロケッツは2012年のドラフト全体16位でホワイトを指名した。ドラフトは新人選手を各チームが順番に指名する制度で、16位は1巡目の16番目にあたる。ホワイトはアイオワ州立大の1シーズンで平均13.4得点、9.3リバウンド、5.0アシストを記録した。一方で、法的トラブルによる NCAA の出場停止処分を受け、飛行機への恐怖を公表していたため、賭けの要素があったという。同誌は、指名を見送った選手としてドレイモンド・グリーンとクリス・ミドルトンの名を挙げている。両者はいずれもフォワードだ。

1年目は当初から、メンタルヘルスの扱いをめぐって球団首脳陣と対立が続いた。ロケッツは飛行機への不安に対応するため個人用バスでの移動を認めたが、ホワイトは11月と12月にチームへ出勤しなかった。1カ月以上の不在の後、傘下のGリーグ (当時は Dリーグ) チーム、リオグランデバレー・ヴァイパーズへの配属が決まった。ホワイトは一度これを拒否し、ロケッツは契約上の義務を果たしていないとして給与を一時止めた。その後ヴァイパーズでは16試合に出場し、平均11.4得点、5.7リバウンド、3.3アシストだったが、メンタルヘルスの問題は出場可否に影響し続けた。夏にロケッツはホワイトをフィラデルフィア・セブンティシクサーズへトレードした。

2014年、当時のGMダリル・モーリーは、シーズンチケット保有者との質疑でこの指名を振り返り、「1巡目指名で史上最悪だったと言えるのは、ちょっと誇らしいくらいだ。NBAで1分もプレーしなかった選手は、ヨーロッパに残った外国人選手を除けば彼だけだ。私たちが大振りをすることの表れだ」と語った。ホワイトは同じ2014年にキングスと10日間契約を結んでNBAデビューし、3試合で約9分プレーした。契約の満了後、キングスは契約を延ばさなかった。その後はカナダのリーグで活躍し、2017年に NBL カナダのMVPに選ばれ、2017年と2018年に優勝した。

SIは、グリーンやミドルトンを見送ってホワイトを指名した2012年の判断を、ロケッツ史上で際立つ失敗として位置づけた。

用語・人名メモ

  • ドラフト — NBAに入る新人選手を、各チームが順番に指名して獲得する制度。
  • 10日間契約 — 10日間だけ結ぶ短期契約で、期間が終わると更新するか退団するかが決まる。
  • Gリーグ — NBAの下部にあたるリーグ。記事中の「Dリーグ」はかつての呼び名で、ロケッツにも傘下のチームがあった。
  • ダリル・モーリー — 2014年の発言当時、ロケッツのゼネラルマネージャー (GM。選手の獲得や契約を担当する責任者) だった人物。
  • ドレイモンド・グリーン、クリス・ミドルトン — ともにフォワードの選手で、SI がロケッツの指名を見送った例として挙げた。

出典: Sports Illustrated