NBAのゴールデンステート・ウォリアーズが、元従業員のリサ・シェリーとジェニファー・バスケスの2人に提訴された。2人は球団に職場での差別や身内びいきがあったと主張しており、球団は争う姿勢を示している。
hitc.comがFront Office Sportsの報道を引いて伝えた。訴えているのは、球団で法務・リスク管理を担当したシェリーと、DEI(多様性・公平性・包括性)施策を率いたバスケスの2人。被告はウォリアーズのほか、氏名が明らかにされていない複数の被告で、2人はこれらの被告が自分たちの状況を悪化させたと主張している。
バスケスは、2人のVPから昇進のために上手く立ち回るよう助言されたと主張した。2024年の米大統領選でドナルド・トランプが勝利した後、球団がDEI施策を縮小したとも訴えており、材料はその理由をトランプがDEIに否定的なためと推測している。ほかに、会議で軽んじられたことや、年齢を明かすよう求められて面白がられたことも挙げている。
シェリーは、経験がはるかに浅い若い男性の同僚が昇進し、自分は外されたと主張した。役割を超える複数の業務を担いながら十分な報酬を得られず、安全上の苦情を出したことで解雇されたとも訴えている。
2人の主張に対し、ウォリアーズは虚偽で報復的だとして争う姿勢を示しており、訴えの中身は今のところ双方の主張が食い違っている。
用語・人名メモ
- DEI — 多様性(Diversity)・公平性(Equity)・包括性(Inclusion)の頭文字で、組織が人材の多様さや公平な扱いを進める取り組みを指す。
- ゴールデンステート・ウォリアーズ — 米カリフォルニア州を拠点とするNBAの球団で、今回の訴訟の被告。
- 副顧問弁護士(associate general counsel) — 企業の法務部門で、法務責任者の下に置かれる社内弁護士の役職。シェリーはこの役職を務めた時期があるとされる。
出典: hitc.com