Sun Sentinel は読者の質問に答えるコラムで、マイアミ・ヒートが持つ 560 万ドル (8 億 4000 万円) のトレード例外枠の扱いを取り上げた。ヒートは今、使える枠の合計額に限りがあるという。
Sun Sentinel によると、ヒートは昨夏、ヘイウッド・ハイスミスを年俸負担を軽くする形でブルックリン・ネッツへ放出しており、その見返りとして 560 万ドル (8 億 4000 万円) のトレード例外枠を持つ。この枠は 8 月 17 日に失効する。ヒートはヤニス・アデトクンボのトレードによりハードキャップがかかっていて、その上限まで残り約 1,000 万ドル (15 億円) だという。ほかにミッドレベル例外の残りが 900 万ドル近く (13 億 5000 万円近く)、バイアニュアル例外が 550 万ドル (8 億 2500 万円) あり、ベテランミニマム契約なら例外枠と関係なく結べる。ただし例外枠どうしは合算できず、記者はヒートに使える手段は複数あるが総額は多くないと説明した。
別の質問では、ニコラ・ヨビッチ、クレイ・トンプソンともう 1 人が絡む三者間トレードの話がネット上に出回っているとして、その場合でもデマー・デローザンのような選手を加えられるかが問われた。記者は加えられると答えている。ヒートは標準契約の選手が 12 人で、規定により最低あと 2 人は標準契約で加える必要があり、上限の 15 人まで最大 3 人加えられる。記者はこの噂自体には触れていない。
3 つ目は、トンプソンの獲得を支持する記者の見方に対する読者の異論だった。読者はアンドリュー・ウィギンズ、シモーネ・フォンテッキオ、ティム・ハーダウェイ・ジュニア、デイビオン・ミッチェルの 4 人に注目した。記者は、狙いはアデトクンボやバム・アデバヨへのダブルチーム (2 人がかりの守備) やトリプルチームを減らすことだと答えた。そのために必要なのが、選手を広く配置して守備を広げるスペーシングだという。相手チームは、ヒートの攻撃がその 4 人を中心に回ることを歓迎するだろうとも述べた。
ヒートには使える手段が複数あるが、使える総額は多くないというのが、記者の説明だ。
用語・人名メモ
- トレード例外枠 — トレードで選手を出したチームが、その年俸分の範囲で別の選手を獲得できる権利で、期限がある。
- ハードキャップ — チームの年俸総額がこれを超えてはいけない絶対的な上限で、特定の獲得方法をとったチームにかかる。
- ミッドレベル例外・バイアニュアル例外 — 年俸総額が一定の水準を超えていても、決められた額までなら選手と契約できるリーグ制度上の枠。
- ベテランミニマム契約 — リーグが定める最低年俸の契約で、例外枠の残りとは別に結べる。
出典: Sun Sentinel