Sports Illustrated は、ヤニス・アデトクンボを獲得したマイアミ・ヒートの今季について、最良と最悪のシナリオを論じた。最良は優勝、最悪はプレイインへの逆戻りとしている。
SIによると、ヒートは今オフにリーグ屈指の選手を獲得したうえで、ロスターにまだ3枠の空きがある。射撃、ガードの層、ベテランなどの補強がありうるという。ヒートは過去4年、プレーオフ進出を懸けたプレイイン・トーナメントで戦ってきた。プレイインは東地区で7〜10位のチームが出場する制度で、勝ち残ったチームだけが本戦に進む。
SIは最良のシナリオを優勝と位置づけた。守備の土台としてバム・アデバヨ、ウィギンズ、エリック・スポールストラHCを挙げ、そこにアデトクンボが加わることで、リーグ最高の守備になりうると論じている。アデトクンボとアデバヨの前線コンビは、リム周りの守備、広い範囲での守備、外側の相手へのマークをこなせるとし、ウィギンズを加えた3人は守備面で最強の前線だとした。攻撃面では、ヒートは長年苦戦してきたが、アデトクンボを中心に組み立てられるとみている。ヒートは2020年以降、ファイナル進出2回、イースタン・カンファレンス決勝進出3回を記録している。
最悪のシナリオは、プレーオフを逃すことだ。SIは、大きな怪我が相次がない限り考えにくいとしている。より現実的な悪夢として挙げたのが、7〜10位に終わり、5年連続でプレイインに回る展開だ。SIによると、ヒートはこの4年間、6位に数試合差で届かなかった。アデバヨ本人もプレーオフに直接進めなかったことへの不満と、プレイインへの嫌悪感を示していたという。
ヒートにはロースターの空きが3枠残っており、今後の補強の中身はまだ明らかになっていない。
用語・人名メモ
- プレイイン・トーナメント — 東西各地区の7〜10位のチームが、プレーオフ本戦の最後の2枠を懸けて戦う短期の大会。
- ヤニス・アデトクンボ — ポジションはフォワードで、SIは今回の獲得でヒートへの期待が一気に変わったと書いている。
- バム・アデバヨ — ポジションはC (センター) で、SIはヒートの守備の軸として挙げている。
- マイアミ・ヒート — フロリダ州マイアミを本拠地とするNBAのチームで、東地区に所属する。