移籍・契約

ニックス、第3センター未定のまま FAのリチャーズと合意に至らず

Yardbarker

ニューヨーク・ニックスは第3センターの枠が空いたままで、FA市場に残るニック・リチャーズとも来季の契約で合意していない。Yardbarker 掲載の記事は、その背景を双方の事情から分析している。

Yardbarker 掲載の記事によると、リチャーズは市場に残る手頃なビッグマン (センター) で、ニックスは以前から関心を持っていた。それでも両者は来季の契約で合意しておらず、記事は金額や契約条件が障害になっている可能性を挙げる。リチャーズは3年の延長契約 (年500万ドル、約7億5000万円。総額1500万ドル、約22億5000万円) の最終年を終えたところだ。ニックスが出せるのは、セカンドアプロン (高額な総年俸に課される厳しい制限) の事情から実質的に最低額だと記事は書いている。

2025-26シーズンのリチャーズは平均5.8得点で、2021-22シーズン以来の低い数字だった。ブルズへトレードされた後は22.4分の出場で9.4得点、7.6リバウンドを記録した。今夏はバックアップセンターの契約が相次いでおり、ミッチェル・ロビンソンが3年4700万ドル (約70億5000万円)、クインテン・ポストが3年2600万ドル (約39億円)、ジョック・ランデールがホークスと1年1400万ドル (約21億円)、ユスフ・ヌルキッチがジャズと2年2200万ドル (約33億円) で契約した。ニックスにはすでにアンドレ・ドラモンドが控えの主力としており、第3センターでは出場機会が限られる点も、リチャーズ側の懸念として挙げられている。

ニックス側の事情として、記事はリチャーズが守備面で疑問を持たれてきたこと、プレーオフ出場が一度もないこと、直近2シーズン続けてトレードされたことを挙げる。ニックスは現在13人と契約しており、プレシーズン中に他球団から解雇される選手やトレード対象の選手が出るのを待つ手もある。記事はバッシー (一部保証の契約)、コロコとポッター (ともに保証なしの契約) の名前を挙げ、ペリカンズ、クリッパーズ、ホーネッツにもビッグマンが余っていると書く。今リチャーズと保証付きで契約すれば、こうした選択肢を閉ざすことになる。

ニックスとリチャーズは、来季の契約でまだ合意に至っていない。

用語・人名メモ

  • ニック・リチャーズ — プロ6年目のセンターで、ケンタッキー大出身。プレーオフには出場したことがないと記事は書いている。
  • センター — 主にゴール下で守備やリバウンドを担うポジションで、表記は C。第3センターは、控えの主力に次ぐ3番手の位置づけ。
  • 保証なし契約 (ノンギャランティード) — シーズン前に解雇しても、球団が給料を払う必要がない契約。キャンプで選手を試す際によく使われる。
  • セカンドアプロン — チームの総年俸が高額になった場合に、補強の手段が制限される基準。ニックスはこの事情から、提示できるのは実質最低額だと記事は書く。

出典: Yardbarker