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保険会社に拒絶反応を抑える薬を認めてもらえなかった26歳の心臓移植経験者のために、マーク・キューバンの薬局が動いた。美談として広まったが、r/nbaのコメント欄は米国の医療制度への怒りで熱を帯びている。
r/nbaに立ったスレのタイトルは、心臓移植を受けた26歳の女性が、保険会社に拒絶反応抑制薬の給付を断られ、そこへキューバンの薬局が手を差し伸べたと伝えている。薬の名前、断られた理由、薬局がどんな形で支援したのかは、スレの材料からは分からない。
拒絶反応抑制薬は、移植された臓器を体が異物として攻撃しないよう、免疫の働きを抑える薬だ。移植を受けた人は一生飲み続ける必要があるとコメントでも説明されており、保険会社が急に対象外にすれば命に関わる。キューバンが動いたことを評価する声は素直に上がった。
ただ、スレの温度を決めたのは称賛より怒りだった。目立つのは、この人が助かったのは億万長者が動いたからで、制度が助けたわけではないという指摘だ。ネットで話題になり、GoFundMeのような寄付サービスや富豪の目に留まった人だけが医療にたどり着ける、と皮肉るコメントが並んだ。全員が公的保険で医療を受けられる単一支払者制度を対置する人もいる。
一方、話の中身に切り込む声もあった。ジェネリック (後発薬) なのに90日分で1800ドル (約27万円) というのは、そもそも高すぎないかという疑問だ。記事に保険会社が断った理由が書かれていないことを不満に思う人もいる。
巷の声
- 「移植した人が飲む免疫抑制の薬は一生ものなのに、保険会社が急に対象外にしたら生きるか死ぬかの話になる。キューバンが動いたのは素直にありがたい。」
- 「米国で医療を受けるいちばんの近道は、バズって億万長者にGoFundMeへ寄付してもらうことらしい。他の先進国の倍の費用がかかって結果は悪いのに、政治も小さな改善しか言わない。もう救いがない。」
- 「キューバンのような人が政治に口を出さず、応分の税を払っていれば、手頃な医療はとっくに実現していたはずだ。億万長者は皆保険を進める政治家に反対するロビー活動をしている。」
- 「そもそもジェネリックが90日分で1800ドルもするのがおかしい。安くするための薬ではなかったのか。」
- 「記事に断られた理由が書かれていないのはなぜか。それを載せれば、どれだけ理不尽かがもっと伝わるのに。」
保険会社がなぜ薬を認めなかったのか、その理由が分からないままなのが、この話でいちばん引っかかるところだ。
用語・人名メモ
- 拒絶反応抑制薬 — 移植された臓器を体の免疫が攻撃しないよう、免疫の働きを抑える薬。移植後は長く、多くの場合は一生飲み続ける。
- 単一支払者制度 — 民間保険が乱立せず、国などの単一の公的な仕組みが医療費を支払う制度。コメントでは米国の現状への対案として挙がった。
- ジェネリック — 特許が切れた薬と同じ成分で作られる後発薬。開発費がかからない分、本来は先発薬より大幅に安いとされる。
- GoFundMe — ネット上で個人が事情を訴え、寄付を募れる米国のサービス。米国では治療費を集めるのにも使われる。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)