ブレイザーズの本拠地モーダ・センターの改修をめぐり、地元の郡が公的資金の拠出に向けた条件書を承認したと報じられた。チームが街に残る安堵と、税金を出す側の不満が入り混じり、スレの空気は複雑だ。
ポートランド・トレイルブレイザーズが改修を求めていた本拠地モーダ・センターをめぐり、マルトノマ郡の委員会が公的資金の拠出に向けた条件書 (ターム・シート) を承認したと、ボルクノフ記者とクイック記者が報じた。条件書は正式な契約の前に主な条件をまとめた文書で、上限は1億160万ドル (約152億円)。ブレイザーズが求めていた公的資金に一歩近づいた段階で、最終決定ではない。
スレで目立つのは、チームが街を出ていく事態への恐れだ。ポートランドは強い時のアリーナの雰囲気がリーグ屈指で、失えばリーグにとって最悪級の出来事になる、と書くファンがいた。別のファンは、市内のライトレール (電車) の全駅がモーダ・センターで交わり、遠方からも通えること、MLS (サッカーのリーグ) を除けば街にトップリーグのチームがほかにないこと、ナイキ本社があることを挙げ、ここはNBAが根づく街だと訴えた。
一方、税金を出す側の不満も強い。ブレイザーズを人質に取って公金を引き出し、利益は自分が持っていく仕組みだ、と批判するファンがいる。トム・ダンドンの名を挙げて怒り、そこまで払わせるなら市民にチームの持ち分を分けるべきだと主張する声もあった。腹は立つがチームを失うのはもっと困る、という板挟みの書き込みもあり、この話は賛否より複雑な感情で語られている。
巷の声
- 「ポートランドは調子のいい時のアリーナの雰囲気が最高。ここを失うのはリーグにとって最悪級の出来事だ」
- 「腹は立つが、チームを失ったら自分は何をしていいか分からない。人質を取るレッカー業者に金を払う気分で、税金の使い方としてはほろ苦い」
- 「ライトレールの全駅がモーダ・センターで交わっていて、誰でも通える。サッカー以外のメジャーチームは街でここだけで、ナイキ本社もある。住むならこの街だ」
- 「これだけ出してまだ移転するなら、もうNBAを見限る」
- 「すでに承認済みだと読んだ気がするが、市がチームの残留を保証してほしがっていたのでは、という声もあった」
ファンが知りたいのは、公金と引き換えにチームの残留がどこまで約束されるのかだ。
用語・人名メモ
- 条件書 (ターム・シート) — 正式な契約を結ぶ前に、金額や条件の骨子をまとめておく文書。
- モーダ・センター — ポートランドにあるブレイザーズの本拠地アリーナ。
- マルトノマ郡 — ポートランド市を含む、オレゴン州の郡。
- MLS — 北米のプロサッカーのリーグ。コメントでは、街のもう1つのトップリーグとして挙げられた。
- ライトレール — 路面電車に近い、都市内を走る軽量の電車。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)