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60年代のセルティックス王朝に泣かされ続けたレイカーズのオーナーが、ついに宿敵本人を口説こうとした。r/nbaで掘り起こされたこの歴史小ネタに、現地ファンが通好みの盛り上がりを見せている。
スレタイによると、1971年、レイカーズのオーナーだったジャック・ケント・クックは、引退して2年になるビル・ラッセルに契約を持ちかけた。狙いは、ウィルト・チェンバレン、ジェリー・ウェスト、エルジン・ベイラーの3人にラッセルを加え、リーグ史上最強の布陣を作ることだった。スレ主の投稿によれば、クックのファイナル敗戦5回のうち4回 (1965、66、68、69年) は、ラッセル率いるセルティックスに喫したものだった。
スレ主が特に取り上げているのが1969年だ。この年のレイカーズは、ウェスト、ベイラーにチェンバレンを加え、10年間の5指に入る選手のうち3人を並べて圧倒的な優勝候補と見られていた。対するセルティックスは高齢で、ラッセルの膝も限界に近く、ぎりぎりでプレーオフに滑り込んだ。それでもシクサーズとニックスを破り、ロサンゼルスでの第7戦まで持ち込んだという。
クックは勝利を疑わず、本拠地フォーラムの天井に 'World Champion Lakers' と刷った風船を大量に吊るした。座席には「勝つのは『もし』ではなく『いつ』か」という趣旨のチラシまで置き、優勝後は風船を放ち、USCの楽団が演奏し、実況のチック・ハーンがベイラー、ウェスト、チェンバレンの順にインタビューする段取りまで告知していた。セルティックスはこの祝賀計画のメモをロッカーで回し読みし、ウェストも試合前に風船を見て激怒したと書かれている。
巷の声
- 「ラッセルの膝はその頃にはもう限界だっただろうから、実現しなくてよかったのかもしれない。それよりウェストが気の毒だ。60年代のセルティックスをやっと抜けたと思ったら、今度はリードとフレイジャーのニックスが待っていた。それでも72年に1つ取れたのが救い、という声。」
- 「記事にある「チェンバレンに大金を払っているのに、控えセンターをやらせたら本人はどう思うか」という一節を引き、痛烈な皮肉だと唸るコメントがあった。」
- 「ここにビッグ・Oまで加えたら、60年代NBAのオールタイム先発5人がほぼ揃う、と夢の布陣を想像するファンもいた。」
- 「チェンバレンとの個人的な確執という話に対し、あの二人は仲の良い友人だったはずだと異を唱えるコメントもあった。」
- 「「スーパーチームはレブロンがマイアミで始めるまで存在しなかったんだよ、知らないの?」と、60年代の話を踏まえて皮肉る声もあった。」
風船まで用意して負けた男が、最後は引退した宿敵を自軍に呼ぼうとした。クックの執念の深さがよく分かる逸話だ。
用語・人名メモ
- ジャック・ケント・クック — スレの話の当時、レイカーズのオーナーだった人物。セルティックスに何度もファイナルで負けている。
- ファイナル — NBAの王者を決める最終シリーズ。東西の勝者が対戦し、先に必要な勝利数に届いたほうが優勝する。
- チック・ハーン — スレの投稿で、レイカーズの祝賀計画にインタビュアーとして名前が出てくる実況アナウンサー。
- フォーラム — ロサンゼルスにあるレイカーズのホームアリーナ。1969年の第7戦の風船の舞台になった。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)