サマーリーグ (各球団が若手やロースター外の選手を試す夏の公式大会) の一戦で、無名に近いガードのジェイリン・セラーズがハーフコート付近から一気にドライブを仕掛け、相手をぶち抜いて得点した。順位のかからない大会だが、こういう「本気度」の見せ方こそが評価につながるとして地元ファンが盛り上がっている。
問題のプレーは、セラーズがハーフコート付近というかなり遠い位置からドリブルで加速し、守っていたザイアー・スミス (2018年ドラフト1巡指名の選手。期待されながらも怪我などで伸び悩み、NBA定着に至らないままサマーリーグで再起を狙っている) を置き去りにしてリングまで運んだというもの。リプレイでも取り上げられるほど鮮やかな一撃だった。
セラーズはドラフト指名を受けていない、もしくは無名に近い立場のガード。サマーリーグは成績以上に「球団職員に自分を売り込む場」という性格が強く、こうした思い切りの良いプレーは、統計以上にロースター入りの後押しになりやすいとファンは評価している。一方で同じ試合ではオフボール時の守備やクローズアウト (シューターへの詰め方) で苦労した場面もあったようで、攻守両面が揃うかが今後の評価の分かれ目になる。
スレタイトルにあるもう一つの場面、ジョン・エルモアが「ファウルを売った」というのは、実際の接触以上に大げさに転ぶなどしてレフェリーに笛を吹かせるアピール行為のこと。サマーリーグではこうした駆け引きも含めて話題になりやすい。
なおザイアー・スミスは2018年のドラフトで指名権トレードによりチーム入りした経緯があり、その交換相手だった選手 (マイカル・ブリッジス) がその後スター級に成長したこともあって、明暗の差がファンの間で長らく語り草になっている。今回のプレーでその話を蒸し返す反応も見られた。
巷の声
- 「ハーフコートからあの自信満々のドライブは、ロースター入りを掴む選手そのもの。セラーズのこの積極性こそサマーリーグで見たいもので、とにかく攻め続ければ数字は後からついてくるタイプ」
- 「気になるのはディフェンス。昨夜はオフボール時の守備とクローズアウトで苦労していた」
- 「マイカル・ブリッジスがあそこまでの選手になったのに、入れ替わりでチームに来たザイアー・スミスはサマーリーグでボコられてる」
用語・人名メモ
- サマーリーグ — NBA各球団が若手やロースター外の選手を試す夏のオフシーズン大会。順位よりも個々の選手の売り込みの場という側面が強い
- ジェイリン・セラーズ — 無名に近いガード。今回のような積極的なドライブでロースター入りを狙っている
- ザイアー・スミス — 2018年ドラフト1巡指名の選手。期待されたが怪我などで伸び悩み、NBA定着を目指してサマーリーグでプレー中
- マイカル・ブリッジス — 2018年のドラフト指名権トレードでザイアー・スミスと入れ替わる形になった選手。その後スター級に成長し、この明暗の差がファンの語り草になっている
- ジョン・エルモア — 同じ試合の別場面で大げさに転んでファウルの笛を引き出した選手
- ファウルを「売る」 — 実際より大きな接触があったように見せてレフェリーに笛を吹かせるアピール行為。バスケでよく使われる表現
サマーリーグはまだ数試合残っており、セラーズがこの積極性を守備でも見せられるかが契約獲得の分かれ目になりそうだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)